Pocket Wifi GP01にDTIのServersMan SIM 3G 100挿して使ってみる。【設定編】

P1000962
下記記事の続きです。

Pocket Wifi GP01にDTIのServersMan SIM 3G 100挿して使ってみる。 – KUMA TYPE

というわけで、前回DTI sim(ServersMan SIM 3G 100)をGP01に挿すところまでやったわけです。それだけでは使える様にならないので、設定をします。このGP01はamazonで購入したものですが、新品未使用白ロムと謳って販売されています。

EMOBILE Pocket WiFi GP01 新品未使用白ロム

EMOBILE Pocket WiFi GP01 新品未使用白ロム

GP01は販売当初はsimロックされていましたが、ファームウェアバージョン2以降はsimロックフリーになります。現在の最新ファームはバージョン3になっています。

最初に、私がやった失敗を書いておきます。

【GP01】 特長 – Pocket WiFi | イー・モバイル

ドライバなんか最新にしておけばいいんじゃね?と考え下記のページから、ドライバダウンロードのページに行って「Pocket WiFi (GP01) ドライバ Ver.3.00 [Windows 7/Vista/XP用](約11.9MB:ZIP)」をダウンロードして自分のPCにインストールしました。

Pocket WiFi【GP01】 アップデートツールダウンロード – データ通信端末 | イー・モバイル

20131741b
GP01をUSBでPCと接続して、デスクトップに出来たGP01設定ツールのショートカットから設定ツールを起動するもGP01に繋がりません。タマタマなのかもしれませんが、GP01のファームウェアのバージョンとGP01内部のドライバのバージョンとPCにインストールしたドライバのバージョンが一致しないとUSB接続でGP01設定ツールに接続できないようです。しばらくそこではまってました。設定画面に接続できないとDTI simの設定出来ませんから何時まで経っても使えません。

それはアップデートツールのドキュメントを読んでなんとなく分かりました。

バージョン3.0のドライバはアンインストールしました。いきなりバージョン3.0のドライバを入れるのは止めましょう。

GP01のファームウェアがVer.2以降であれば、とりあえずファームウェアのアップデートしなくてもDTI simは利用できます。ファームウェアのバージョンの確認方法ですが、GP01の電源投入時に、「WELCOME Software Ver.2」または「WELCOME Software Ver.3」と表示されるので確認できます。単にWELCOMのみであれば初期のファームウェアなのでDTI simを利用するにはファームウェアのバージョンアップが必要です。


GP01でDTI simを使えるように設定する

ファームウェアがVer.2.0以降であれば、DTI simを設定するためには次のようにします。

1.Pocket Wifi GP01をUSBでPCに接続すると、新たに「EMOBILE GP01」ドライブが認識されます。

20131744b

2.自動でインストーラーが起動した場合は、そのままでいいのですが自動で起動しなかった場合は、エクスプローラーでAutoRun.exeをダブルクリックするなどしてインストーラーを起動させてます。

20131745b

3.[Japanese(日本語)]を選択して[OK] をクリック。

20131746b
4.[次へ]をクリック。

20131747b

5.[同意する]をクリック。

20131748b 

6.[インストール]をクリック。

20131749b

7.インストールが終わるまで待つ。

20131750

8.各チェックを入れて[完了]でパソコンが再起動します。

20131752b

10.PCが起動したら、デスクトップの[EMOBILE GP01 Setting Tool] をダブルクリックしてGP01設定ツールを起動します。この時GP01とPCはUSBケーブルで接続されたままです。

20131741b

11.ブラウザが起動して「EMOBILE GP01設定ツール」のページが表示されてばドライバは正しくインストールされています。

20131753

12.ユーザ名[admin]、パスワード[WEP Keyと同じ]を入力して[ログイン]をクリック。

20131754 

13.[設定]タブを選んで、[3G設定]をクリック。

20131757b

14.3G設定で[プロファイル設定]をクリック。

20131760b

15.プロファイル設定の画面が開いたら、DTI sim申込時に届いたメールまたは、DTI simが入っていた紙に書かれているAPN設定にしたがって次のように設定を入力する。

プロファイル名 DTI 任意で決める
ユーザ名 APN設定に書いてあるユーザー名  
パスワード APN設定に書いてあるパスワード  
認証方式 CHAPまたはPAP パスワードをCHAPは暗号化、PAPは非暗号化
APN スタティックで ynmbl.net  
IPアドレス ダイナミック  

入力したら、[保存]をクリック。20131764b

16.[続行]をクリック。

20131765b

17.[接続]タブをクリックして[接続先変更]をクリック。

20131766b

18.[接続モード設定]でプロファイルリストから[DTI]を選択して[適用]をクリック。

20131768b

19.[続行]をクリック。

20131769b

20.[接続]で下記の様にDTIが選ばれて、接続中になっていればOKです。

20131770

これで、インターネットに接続出来るはずです。 もしも、調子が悪い場合は、一度GP01を再起動してみるといいかと思います。


ちなみに、下記のEMOBILE GP01 Setting Toolsのショートカットは http://pocketwifi.homeにアクセスしに行くようになっています。

20131741b

pocketwifi.homeをnslookupしてみると192.168.1.1となっています。

20131756 

なので、GP01の電源投入後、android端末でGP01に固定IP192.168.1.7で無線LAN認証後http://192.168.1.1でアクセスしてGP01設定画面に行くことができるのは確認できていました。なので、ドライバのインストールなしで手っ取り早く設定する事も出来ると思います。


GP01をファームウェアバージョン3にする方法

一応GP01をファームウェアVer.3.0にする方法を簡単にメモっておきます。Windows版についてのみ触れます。ちなみにVer.3.0にファームをアップデートすると、プロファイルなどの設定はすべて消えるので、ひかえておくこと。

1.下記のページのバージョンアップ手順をまずよく読むこと。

Pocket WiFi【GP01】 アップデートツールダウンロード – データ通信端末 | イー・モバイル

2.まず、GP01とPCをUSBケーブルで接続してGP01設定ツールの画面が表示出来る事を確認する。つまり、「GP01でDTI simを使えるように設定する」の項目10のようにショートカットアイコンからGP01設定画面が起動出来る状態になっていること。そうじゃないとファームウェアのアップデートができません。そうなってない場合は、「GP01でDTI simを使えるように設定する」の項目1から初めてドライバをインストールして、GP01設定ツールの画面が見える様になるところまで手順道理に行なう。

2.「Pocket WiFi(GP01)アップデートツール Ver.3.00」をダウンロード。

3.上記でダウンロードした「GP01_Update_tool_win_V3_00.zip」を解凍する。

4.解凍すると「GP01_Driver_Update_win_V3_00.exe」と「GP01_Firm_Update_win_V3_00.exe」というファイルが出来る。ので、「GP01_Firm_Update_win_V3_00.exe」を実行する。
※順番はファームの更新、ドライバの更新の順番で行わないといけない。
「GP01_Driver_Update_win_V3_00.exe」はGP01内部のドライバを更新する。

20131773

5.ファームウェアの更新が完了したら、次は「GP01_Driver_Update_win_V3_00.exe」を実行してドライバを更新する。

6.ドライバの更新が終わったら、「GP01でDTI simを使えるように設定する」の項目1からやり直す。※ドライバのインストールをやり直す時、古いドライバのアンインストールの処理が先に行われて、アンインストールが完了すると続いて新しいドライバのインストールが始まる。


セキュリティ設定について

GP01は初期設定では無線の暗号化方式がWEPになっています。WEPは今や無防備も同然なのでできるだけWPA2-PSK(AES)に変更します。

1.[設定]タブで[無線LANセキュリティ設定]をクリックします。

20131810b
2.[無線LANセキュリティ設定]で、IEEE802.11認証を[WPA2-PSK]に変更。WPA暗号化方式を[AES]に変更。[適用]をクリック。これでより強固な暗号化になります。対応していない機器がある場合は、それに合わせて暗号強度を下げますが、出来ればWEPしか使えないような機器は使わないほうがいいです。もしくはマルチSSID機能を付いて既存のSSIDからは切り離して利用する。

20131811b


ファームウェアバージョン(おまけ)

起動時の画面が「WELCOME Software Ver.2」の時のファームウェアバージョンは「21.307.05.05.168」だと思われる。

20131759m

起動時の画面が「WELCOME Software Ver.3」の時のファームウェアのバージョンは「21.334.00.06.168」です。

20131808b

(Visited 180 times, 1 visits today)

タグ :