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[gooニュース]中国産ピーマンから基準値超える殺虫剤、厚労省が検査命令
Posted by kumacchi on 2007年6月21日 , 4 Comments
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/nation/20070620i212-yol.html – [gooニュース]中国産ピーマンから基準値超える殺虫剤、厚労省が検査命令
中国の食品はやっぱ危険。なるべく食べないようにしたいけど、相方のおかあさんあんまり考えずに買ってくるんだよね。安いからって(;´Д`)
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一応、農学部卒なのでコメントさせていただきます。
まず、結論から
厚生労働省は殺虫剤と殺菌剤の区別もつかないらしい。(翌日、訂正してます。)
ピリメタニルはどうやら核酸塩基とよく似た構造で遺伝子の複製を阻害するらしい。
無毒性量17mg/kg/day=400ppmから、体重60kgとして換算すると1.020kgまでは死なないようだ。
日本で使用禁止されてるような古い農薬ではない
今回のは抗生物質とか抗菌剤と同類なので、まあ、あんまり気にするほどのもんじゃないでしょう。
個人的には、気分的に悪い印象があるのは神経ガスと同類の有機リン殺虫剤ですね。
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厚生労働省食品安全部監視安全課 – 平成19年6月20日
輸入食品に対する検査命令の実施について(中国産ピーマン)
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2007/06/h0620-1.html
ピリメタニル*
* 農薬(殺菌剤)(平成19年6月21日訂正)
残留農薬を調べてみよう – フジテレビ商品研究所
http://www.fcg-r.co.jp/pesticide/linkpes.cgi?p249500
MAX 15ppm
MIN 0.01ppm
2005年11月29日厚労省通知等に基づく
農薬等の基準値 – 財団法人 日本食品化学研究振興財団
http://m5.ws001.squarestart.ne.jp/zaidan/agrdtl.php?a_inq=56100
みんなの農薬情報館-農薬の安全性情報
http://www.jcpa.or.jp/nouan/data/ny181.pdf
ピリメタニル
用途 殺虫剤(今回の訂正の原因ではないか?)
無毒性量17mg/kg/day=400ppm(ラット)
CD-ROM付 農薬便覧 第10版 殺菌剤の目次
http://www.ruralnet.or.jp/n_lib/book/wadai/nouyakubinran10cd-rom-Help/sakkinzai.htm
アニリノピリミジン系殺菌剤
├メパニピリム剤
├メパニピリム水和剤
├メパニピリムくん煙剤
├メパニピリム混合剤
├シプロジニル剤
├シプロジニル水和剤
├シプロジニル混合剤
├ピリメタニル剤
└ピリメタニル水和剤
Joy Pesticide News Letter 2007年1号 – 有限会社Joy Consulting
http://www.joy-consulting.com/JoyNewsLetterNo9.pdf
ピリメタニル:灰色かび病防除薬剤として広く使用されている。ニンニクには基準が無い(*defaultの0.01ppm)。
残留農薬関連情報 – 国立医薬品食品衛生研究所(NIHS)
http://fcsi.nihs.go.jp/dsifc/servlet/SearchApp?key=214&appkind=pestressearch&searchkind=detail_page&searchcondition=id
物質名 ピリメタニル
分類 ピリミジン系
用途 農薬:殺菌剤
殺菌剤耐性菌研究会 – 日本植物病理学会
http://jns.ixla.jp/users/taiseikinken863/myweb23_024.htm
第7回殺菌剤耐性菌研究会シンポジウム(1997)
灰色かび病菌のピリメタニルに対する薬剤感受性検定法
ピリメタニルはアニリノピリミジンを基本骨格とする新規化合物であり、各種作物の灰色かび病(Botrytis cinerea )に対して優れた防除効果が期待でき、既にEU諸国においてはブドウの灰色かび病防除薬剤として広く使用されている。またリンゴ黒星病(Venturia inaequalis)等に対して効果があることも認められている。
病原菌の宿主細胞内への侵入を阻害して高い感染阻止効果を示す薬剤で、ベンズイミダゾール系殺菌剤、ジカルボキシイミド系殺菌剤、およびN-メチルフェニルカーバメイト系殺菌剤(ジエトフェンカルブ)に耐性を示す灰色かび病菌に対しても優れた抗菌活性を示す。灰色かび病菌の各種薬剤に対する耐性菌の出現は、本病の防除をさらに困難なものにし、防除の現場では作用機作が異なる新規の灰色かび病防除薬剤の上市が望まれるという状態が常となっている
ピリミジン – Wikipedia
ピリミジン (pyrimidine) は、有機化合物の一種で、ベンゼンの1,3位の炭素が窒素で置換されたもの。分子式は C4H4N2、分子量 80.09 の含窒素複素環式芳香族化合物で、特有の刺激臭を持つ。核酸やヌクレオチドを構成する核酸塩基として知られるチミン、シトシン、ウラシルは、ピリミジンの誘導体であり、それらの母骨格として重要
毒性学 – Wikipedia
様々な毒性試験から求められた閾値のうち最も低いものを最小毒性量という。しかしながら実際には最小毒性量を求めることは実験上困難であり、また費用もかかることである。そのため、毒性、作用が生じない最大の投与量を安全な用量の目安とする。これを最大無毒性量という。
毒性試験には原則として動物を用いるが、これらに対する毒性がヒトに対する毒性と同程度とは限らないし、さらに個体差もあるかもしれない。そこで、動物実験から求められた無毒性量を経験的な安全係数(または不確実係数。100、あるいは不確実性の大きい場合には1000といった数値)で割って、ヒトでは無毒性量/100、あるいは無毒性量/1000ならば大丈夫と考える。
6/20の大手新聞に見る
「中国産ピーマンから基準値超える農薬検出」などにマインドコントロール?
http://blog.livedoor.jp/foodsnews/archives/50679024.html
悲しいかな
他の野菜や果物にこんなに残留してもいい残留農薬が
ピーマンに限って言えば
0.01ppmを超えれば 違反だって言うのは納得が行きますか?
訂正です。
無毒性量17mg/kg/day=400ppmから、体重60kgとして換算すると1.020kgまでは死なないようだ。
1.020kg>1.020g
でした。
確かに、ピーマンについては作為的なものを感じざるをえないですね。
最近、中国産の食品などについての報道が多いので、全ての報道がそういう何らかの意図を持って報道されているのか、事実を報道しているのかという検証は必要なのかも知れませんね。
今回のピーマンの話が今までの流れに便乗した形の報道である可能性もあるわけですね。
ただ、中国産の食品についてはピーマン以前に鰻、塩、醤油、ペットフード、カップメン、飲み薬、歯磨き粉や中国の公害のすさまじさなどで既に信用がなくなっているのが最大の問題では無いかと思います。
確かに、鍋から鉛と歯磨きからグリコールでしたっけ
あれは、ひどいですよね。
土壌自体が汚染されてるようですし、日本側としても検査官の常駐ぐらいは申し入れてもよろしんじゃないでしょうか。