RamPhantom7 LEより更に高速になったRamPhantomEX LEをインストールしてみた。

初心者にも比較的簡単に扱えるようになっているRAMディスク作成ソフトのRamPhantomシリーズですが、下記記事のコメント欄で新しくRamPhantomEXがリリースされていることを教えていただいたので早速入れてみました。今まではRamPhantom7 LEをいれていましたがRamPhantomEXにも同じくライトエディションのRamPhantomEX LEがあるのでそれをインストールしました。LE版はIO-DATA製のRAMを持っているとそのシリアルナンバーを入力する事でIO-DATAのサイトからダウンロード出来るバージョンのソフトです。機能的にFree版と製品版の中間に位置します。Free版は256MBまでのRAMディスクを1個作成できないのに比対してLE版ではOS管理外の領域も含めて2GBまでのサイズのRAMディスクを2個まで作成することが出来ます。製品版には容量とRAMディスク作成数の制限は有りません。

[RAMディスク]RamPhantom7LEがRamPhantom3LEよりかなり高速になっている件 – KUMA TYPE


RamPhanto7より良くなった点

  • 32bit版/64bit版の区別がなくなった。
  • RamPhantom7より更に早くなった。
    ベンチマークを取ったので参考にしていただきたい。ランダムアクセスの性能がかなり上がっています。
  • RAMディスクを複数作成出来るようになった。
    今までは一個だけでしたが複数のRAMディスクを作成できるようになりました。
  • 「仮想リンク機能」を搭載。
    最近は64bit版のOSが当たり前になっていて10GBを超えるような大量のメモリーを搭載するパソコンも増えていきました。この機能は指定したフォルダをRAMディスク上にコピーしてソフトからはあたかも元の場所をアクセスしているように見せかけて実はRAMディスク上をアクセスさせる事により読み込みを超高速化する為の機能のようです。ネットゲーなどで威力を発揮しそうです。
  • 「RAMディスク高速作成機能」を搭載。
  • Windowsの仮想メモリーの保存先に指定可能になった。
    個人的にものすごい進歩だと思えるのがこの機能です。今までRamPhantomでは出来なかったページファイルをRamディスク上に置くという機能がついに付いたようです。スワップファイルをメモリー上に置くことが出来るようになるので事実上OS管理外のメモリーを実メモリーの様に使っていることになるわけです。ただOS管理外のメモリーが1GBだと心もとないですね。

ということらしい。

 


ハードディスクとの速度比較

YoutubeにIO-DATAの公式動画があるので貼っておきます。


RamPhantom7 LEとRamPhantomEX LEのベンチマーク比較

本当にRamPhantom7はRamPhantomEXより早くなっているのかせっかくなのでベンチマークをとって比較してみました。

RamPhantom3からRamPhantom7になったときにべらぼうに性能が上がったのですがそれよりも更に高速になったというので半信半疑でしたが結果は以下の通りです。ランダムアクセスの性能がだいぶ上がっています。

RamPhantom7 LEのCrystalDiskMarkによるベンチマークRamPhantom7 LEのCrystalDiskMarkによるベンチマーク

RamPhantomEX LEのCrystalDsikMarkによるベンチマーク 20111186

 

一応テキストのデータも貼っておきます。

RamPhantom7 LEのCrystalDiskMarkによるベンチマーク

———————————————————————–
CrystalDiskMark 3.0.1 (C) 2007-2010 hiyohiyo
                           Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]

           Sequential Read :  4294.626 MB/s
          Sequential Write :  2640.177 MB/s
         Random Read 512KB :  3352.435 MB/s
        Random Write 512KB :  2259.063 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :   102.195 MB/s [ 24950.0 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :    99.900 MB/s [ 24389.6 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :   119.950 MB/s [ 29284.8 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :   118.777 MB/s [ 28998.3 IOPS]

  Test : 500 MB [Z: 1.1% (11.2/1020.0 MB)] (x5)
  Date : 2011/05/14 9:53:13
    OS : Windows XP Home Edition SP3 [5.1 Build 2600] (x86)

 

RamPhantomEX LEのCrystalDsikMarkによるベンチマーク

———————————————————————–
CrystalDiskMark 3.0.1 (C) 2007-2010 hiyohiyo
                           Crystal Dew World : http://crystalmark.info/
———————————————————————–
* MB/s = 1,000,000 byte/s [SATA/300 = 300,000,000 byte/s]

           Sequential Read :  4404.330 MB/s
          Sequential Write :  2640.177 MB/s
         Random Read 512KB :  4019.541 MB/s
        Random Write 512KB :  2509.099 MB/s
    Random Read 4KB (QD=1) :   252.162 MB/s [ 61563.1 IOPS]
   Random Write 4KB (QD=1) :   228.830 MB/s [ 55866.7 IOPS]
   Random Read 4KB (QD=32) :   413.699 MB/s [101000.8 IOPS]
  Random Write 4KB (QD=32) :   410.657 MB/s [100258.0 IOPS]

  Test : 500 MB [Z: 2.0% (20.6/1022.0 MB)] (x5)
  Date : 2011/05/14 10:44:58
    OS : Windows XP Home Edition SP3 [5.1 Build 2600] (x86)

 


設定画面などのスナップショット

一応今まで使っていたRamPhantom7の設定画面もアンインストール前に記念に取っておきました。

20111171

20111170

 

RamPhantomEX LEのインストール中の画像。

20111172

20111173 

RamPhantomEX LEの画面。

20111174

RamPhatomEX LEの設定画面。

下の記事のRamPhantom3時代の設定画面と比べると[インターネット一時ファイル]の状態も分かるようになっていて分かりやすいです。RamPhantom 7までは[全般]

[RAMディスク]RamPhantom3 LEを無償でゲットする方法 – KUMA TYPE
BUFFALO仮想ディスク作成ユーティリティ RAMDISKユーティリティ(ベータ版)が公開されているようです。 – KUMA TYPE

20111175

設定画面はあまり変わっていませんが何気にフォーマットを指定できるようになっています。RamPhantom7はどうだったのかわかりません。(RamPhantom7の設定画面も撮っておけばよかった。)

RamPhantomEXからはRAMディスクを複数作成出来るようになったので、[全般]タブで[新規]ボタンをクリックするとRAMディスクの作成画面になります。

画面を開いたときのデフォルトの設定は以下のようになっています。

20111176

20111179

RamPhantom7では指定できなかったGoogle Chromeのキャッシュ保存先としての指定も出来るようになっています。  ただし、バックアップを行なう設定にしていないとGoogle Chromeのキャッシュの保存先としての指定は出来ないようです。これは多分Google Chromeは他のブラウザと違ってキャッシュの保存先をレジストリや設定ファイルを弄ることによって変更できないので仮想リンクの機能の応用(いわゆるジャンクション(UNIXでのシンボリックリンク))で行っているためではないかと予想します。

20111180


自分好みの設定にしてみる

自分の場合、ブラウザのキャッシュとFFFTPのテンポラリ位にしか使っていない(1GB程度ではこれくらいの用途しか使い道がないとも言える。)のとOS管理領域が1GBしかないと結構いっぱいになることがありPCを再起動したときはRAMディスクはリセットして欲しいのでバックアップは行わない設定にしています。

20111178

ブラウザのキャッシュはRAMディスク上に置く様に設定しています。Google Chromeについてはバックアップを利用するにしないと設定できないのでしていませんが、そもそもGoogle Chromeについては自分でコマンドラインオプションでキャッシュ先をRAMディスク上にするように指定してランチャから起動するようにしているのでこの設定は必要なかったりします。コマンドラインオプションでChromeのキャッシュ先を変更する方法は以下の記事で触れています。

Google Chrome Portableのインストールとバージョンアップ作業のやりかた – KUMA TYPE

20111181
XPにメモリーを4GB積むとOS管理外メモリーと呼ばれる通常使えない領域が1GB程できます。通常は使えないこの領域を有効活用するためにRAMディスクとして登録。私はドライブレターをZ:にしています。好みですがRAMディスクなのでR:にする場合も多いです。
※今このスナップショットを見ていて気付きましたが[使用メモリ]が[OS管理外+システムメモリー]になっていますね。OS管理外だけ使うのなら[OS管理外メモリーのみ]に設定すべきですね。念の為にこの記事を書いてる途中で変更しました。
20111182

RAMディスクを作成すると以下のように全般のタブにリストとして表示されます。

20111185


仮想リンク機能

バックアップを行なう指定にしていると仮想リンクのタブが増えて仮想リンクを作成出来るようになります。

20111187

作成ボタンを押すと下のように[仮想リンクの作成]というダイアログが表示されるので仮想リンク化したいフォルダを指定すると登録されて一覧に表示されます。

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20111190

ここでは例として適当なフォルダを指定してますが、読み込みを高速化したいフォルダ、例えば頻繁に読み込みが発生するゲームのデータフォルダ等を指定するとRAMディスク上にコピーされてあたかも元の場所を読み込んでいるかのように見せかけて実はRAMディスク上から読み込ませるという風にすることができ、ゲームデータのローディングの超高速化などを行なうことが出来ると思われます。ただフォルダの内容が大量の場合はそれに見合ったRAMディスクの容量が必要になると思われます。いまどきのゲームは巨大なファイルが多いので1GBでは心もとないですね。最近一般化してきたWindows Vista/7などの64bit OSであれば10GBを超える大容量のメモリーを搭載しているパソコンも珍しくなくなってきたのでそのような環境+2GB制限の無い製品版の組み合わせであれば大きな効果を発揮するのではないかと思います。

 


不具合情報

コメント欄に頂いた情報ですが、特定の環境でOSが起動できなくなる不具合などが出るようですRamPhantomの所為なのかは不明ですがソフトの組み合わせによってはそのようなトラブルが発生する可能性が有ります。

勝手に予想するとページファイルをRAMディスク上におけるようになったのでよりOSに食い込んだ形のソフトになったのでトラブルに遭うリスクが上がっているのではないかと思います。あとは、最近はあまり聞きませんが更なる高速化により読み込みが早くなりすぎてタイミング的に問題が出たりするソフトなどとの相性なども考えられます。

下記のリンク先でトラブルの情報を見ることが出来ます。今のところうちでは問題ないです。

http://bbs.kakaku.com/bbs/03603810746/

http://bto-pc.jp/btopc-com/repair/iodata-ram-phantom-ex.html

下のGavottteの記事の冒頭でも触れていますがOS管理外をRAMディスクとして使うのは割とリスキーです。そもそもOS管理外を無理やりRAMディスクとして使えるようにするというリスキーなソフトを割と初心者でも簡単に扱えるようにしたのがRamPhantomだと思うのである程度リスキーなのは仕方が無いのかなーと個人的には思います。

[RAMディスク]Gavotte Ramdiskを導入してみた。 – KUMA TYPE

 


[RAMディスク作成]RamPhantomEX LE|IO.APPs|IODATA アイ・オー・データ機器

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