【映画】PERFECT BLUE|無料動画 GyaO! | アニメ[ギャオ]の感想
『パーフェクトブルー』(PERFECT BLUE)は、1998年の日本のアニメ映画。国内でのレイティングはR-15指定(その他のほとんどの国では18禁)。
◇PERFECT BLUE|無料動画 GyaO![ギャオ]|アニメ
故 今敏(こん さとし)監督の『パーフェクトブルー』をGyaOで視聴。ジャンルはホラーサスペンス。歌を唄いたくて上京しアイドルになったハズのヒロイン未麻は事務所方針でアイドルグループから卒業して女優に転身することになる。本心はアイドルのままでいたいが事務所方針のため周りに迷惑を掛けられないと考えアイドル時代では考えられなかったセリフの少ないチョイ役・汚れ役やヌード撮影など屈辱的な思いに耐えながら頑張るが、元居たアイドルグループが人気が出だしたり自分の置かれている状況を考えてたり自分の周りで起こる不可解な事象で徐々に精神的に追い込まれていく。そして事件は起こる。
この映画を観るのは何度目になるだろうか。最初に見たのは2000年前後に菅馬場にあるゲオでレンタルしたビデオだったと思う。当時はよくレンタルビデオを利用していて、適当にパッケージをみて借りたりしていた。『パーフェクトブルー』は誰かに勧められたのか適当に借りたのかは忘れたが、適当に借りているとハズレの映画も多かったのでこの作品を観て面白かった(アタリ)という感想を持っていたのは覚えている。かなり衝撃的だった。当然過去に観て面白かったからまた改めて観たわけであるが残念なのは結末を知っていること、結末を知っていて細かい部分は忘れているという状況で見てもラストはかなり衝撃的で見ていてハラハラするし息を飲む。初見ならかなり面白いはずだ。観た記憶が消せるなら記憶を消してから観たい。
私は所謂にわかなので最近まで今敏監督の事を意識して氏の作品を見たことは無かった。しかし『妄想代理人』を観た時にすぐに『パーフェクトブルー』の事を思い浮かべた。「雰囲気が似てる」と思った。『パプリカ』の予告編を見た時も同じことを思った。それだけユニークな世界観を作り上げているのだと思う。今敏監督の作品は現実と妄想と夢の区別が分からなくなるような演出がよく使われる。作品の中に出てくる主人公もそして作品を観ている視聴者もそれに惑わされる。
観たことない方は少ないかもしれないけど観てない方は是非視聴することをお勧めする。
映画の最後に「この映画を故 尾形治敏氏に捧ぐ」とあるのが感慨深い。
『妄想代理人』を観てあまり面白いと思わなかったという記憶があるのだが、もう一度観て何故そう思ったのかいま観ても同じ評価なのか自分の中での評価を再確認してみたい。最初は面白かったけれど後の方になると面白くなくなってきたような感じだったと思うのだけれどもどうだったかな。OPは結構好きだった。
YouTube – 妄想代理人 映像特典 ノンクレジットオープニング 2
『老人Z』にもどこか同じ臭いがするなーと思っていたが、wikipediaを見ると原画や美術設定で参加されている様だ。それが関係しているのかはわからないが。
#実は『パプリカ』等の他の代表作は(懐が寒いので)未だに観ていなかったりする。
◇今敏 – Wikipedia
◇PERFECT BLUE -A SATOSHI KON FILM-
◇妄想想代理人 – Wikipedia
◇今 敏 オフィシャル・サイト – KON’S TONE
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