CLaunchとclip.exeを使ってパスワード入力などを楽にする方法。
ソフトを簡単に起動できるランチャソフトとクリップボードに文字をリダイレクトしてクリップボードに登録できるclip.exeを利用してパスワード入力などを簡単にしようというお話。
クリップボードの履歴などを管理するソフトなども色々ありますが、どうせなら普段から使っているランチャのCLaunchを使って、簡易的なクリップボード履歴ソフト替わりにできないものかと思い工夫してみました。
クリップボードに文字列を登録できるclip.exeはXPの限られたバージョンとVista以降には最初から入っているようです。
Windows XP Home editionなどにはないっていない様ですのでVectorから純正の代わりとして使えるフリーのclip.exeがありますのでこれを利用します。
clip.exeの詳細情報 : Vector ソフトを探す!
解凍するとclip.exeが出てきますので
C:\WINDOWSなどのパスが通っているフォルダーにコピーしておきます。
そして次に、CLaunchのボタンにアイテムを登録します。
アイテム登録の画面が表示されたら、
「%SystemRoot%\system32\cmd.exe」
と入力します。
OKボタンをクリックすると、下の様にcmdというボタンが登録されます。
で、このボタンを右クリックして「プロパティ」を選択します。
ボタンのプロパティの画面が開いたら、
名前:適当な名前
パラメータ:「/c echo クリップボードに登録したい文字列|clip」
(※例では登録したい文字列をhogehogeにしています。)
実行時の大きさ:最小化
ツールチップ:説明文など
を入力してOKをクリック。
登録できたら早速使ってみます。
ボタンをクリックした後
実際にエディタ等の画面で貼り付けをやってみると
ボタンでクリップボードに登録した文字列を貼り付けることができます。
この機能を利用するとパスワード入力などを楽に行なうことが出来るようになります。色々応用も効きます。
一つ問題点として改行コードが必ず入ってしまう問題が有ります。改行コードが最後にくっついてしまうと、かならずエンターキーを押されたのと同じ動作になってしまうことがあるので、注意が必要です。エンターキーが入ると困る場合は、別の方法を考える必要が有ります。CLaunch自体がクリップボードへの登録機能をつけてくれると嬉しいですけどね。
タグ :
/c set /P <NUL="hogehoge" | clip
で、改行なしクリップボード登録できました。
claunchだと、
set /P <NUL="hogehoge" | clip
これではCMDがパラメータを実行してくれませんので
先頭に /c を付ける必要があるみたいです。