ポータブル化したテテ版firefoxをフォルダごと移動した場合にちゃんと動作させる方法

とりあえずこの記事は現行バージョンのfirefox 81.0.2についての記事です。


firefoxはテテ版の私的ビルドを利用してます。理由はポータブル化して複数環境で同時起動して利用したいからですが、いつからかフォルダごと移動したりフォルダ名を変更すると元のプロファイルを読まなくなって新しいプロファイルを新規に作って読んで起動してしまうので面倒なことになってるのと
そこをクリアしても起動時に変な画面がでてうまく動かなくなってしまったりするのでその対策をメモっておきます。

TETEフォルダーにあったTETE_SEARCHというフォルダをTETE\OLDという下位のフォルダーに移動してTETE_SEARCH.81という名前にリネームした。

その結果上記の様に新しいプロファイルを作成して起動してしまう。

下記のプロファイルがある場所を見てみると下記の様に新しいプロファイル[0deti1q6.default-release]ができている

TETE\OLD\TETE_SEARCH.81\PortableData\AppData\Mozilla\Firefox\Profiles

元のプロファイルは[3xxxxp2q.default]なのでこれを読み込ませるようにfirefoxの設定をいじる。フォルダー自体の名前をいじる泥臭い方法でも行けると思うがここではやらない。

プロファイルを指定するにはアドレス欄にabout:profilesと入力する。起動時にダイアログでプロファイルを選択する方法もあったような気がするがここではやらない。

プロファイルのリストが出るので元のプロファイルを[Set as default profile]ボタンで選択する。

そしたらいったん閉じで再度起動する。[Restart]ではうまくいかないので一度閉じるボタンで終了することをお勧めする。

うまく元のプロファイルを読んで起動した。

 

うまくいったと思い、さらに一度閉じて立ち上げなおすと上記の様な画面が出てうまく起動しなくなってしまった。

<toolbarbutton id=”UITourTooltipClose” class=”close-icon”
————–^

そうなったら一度firefoxをタスクバーなどから閉じて終了する。

検索して調べたところ海外のフォーラムに答えがあった。

プロファイルのフォルダにあるaddonStartup.json.lz4を削除することによって解決する。どうやらキャッシュの様で古いキャッシュが残っていておかしくなるらしい。

\TETE\OLD\TETE_SEARCH.81\PortableData\AppData\Mozilla\Firefox\Profiles\自分のプロファイルフォルダ/addonStartup.json.lz4

addonStartup.json.lz4を削除してから起動するとfirefoxはうまく起動しプロファイルフォルダには新しくaddonStartup.json.lz4が生成される。

ついでに新しく作成されたprofileは邪魔なので削除する。再度about:profilesをアドレス欄に入力し、プロファイルリストを表示する。

いらないプロファイルを[Remove]ボタンを押して削除する。

確認のダイアログが表示されるので、削除する場合は[Delete Files]ボタンを押下して削除を確定する。

 

いらないのが削除されてすっきり

 

再起動してちゃんと動作することを確認。

 

誰かのお役に立てたら幸いです。

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