福島第一原発で放水活動を行ったハイパーレスキュー隊の会見を見たときの違和感
いまさらですが、まずは、福島第一原発で決死の放水活動を行ったハイパーレスキュー隊の方々に感謝とともにお礼を申し上げます。現在の原発の状況は国際原子力事象評価尺度では6と7の間ではないかと言われていて、今後どうなるのかまだ不明な点が多いですが、2011年3月19日のこの会見を見たときに違和感を感じた人は多いのではないかと思う。
東京電力や保安院や政府の会見を見ていた感じではハイパーレスキュー隊の会見が凄く大げさなものに見えたのではないかと思う。隊長は涙目だしいかにも命がけだったみたいな感じで東京電力や政府の会見から感じているのほほんとした感じとはかけ離れていたからだ。
正直なところちょっと放水しにいっただけなのになんでそんなに涙目で命がけだったみたいな感じなの?というのをちょっと感じた。多分私だけではないだろう。
だが、その後2011年3月23日に金町浄水場(東京・葛飾)の水道水から乳児向けの暫定基準値を上回る放射性ヨウ素が検出されたり、 タービン建屋に高濃度の放射性物質を含んだ水が大量に溜まっているなど続々とまずい話が出てきたわけだ。結局メルトダウンしちゃってるじゃんという話になってきたわけだ。
つまり、ハイパーレスキューが放水作業を行ったときの報道などは作業が遅れてるとかそんな話しかほとんど報道されなかったが実際にかかなり放射能汚染のひどい命がけの状況で作業をおこなっていたのではないかとあとになって思ったわけである。
そして、会見では肝心なことをいうことを一切口止めされていたんだろうなーということが今にして思えば分かるわけである。放射能漏れがひどくて本当に危険があぶない状態で命がけ放水してきたんだということをいうことが許されていなかったということが想像に難しく無いと思う。
会見後では家族とのメールでのやりとりなどの美談しか報じられなかったが実際の内情はひどい有様だったのであろうことは現在の原発の状況をみても間違いないだろうだからこそ(被爆の許容量を軽く超えたか何かで)一日かそこらで帰ってきたのだろう。
あの時の違和感はそういう事だったんだろうなーと最近になって色々思ったわけです。
本当におつかれさまでした。
あと政府関係者を見てて思うのは現場に行ってるわけでもないのにパフォーマンスで作業着を着るのはやめろと言いたい。普通にスーツ着てろ。
Ceron.jp – YouTube – こだまでしょうか?いいえ、枝野です。