MOVABLE TYPE 4.2 RC1(BETA)を試してみた。

MOVABLE TYPE 4.2のリリース候補であるMOVABLE TYPE 4.2 RC1を試してみたので感想を書いておきます。

このブログとは別のサクラのサーバーにインストールしました。アカウントは弟用に別に取ったものですw。

新規インストールなのでデータが少ないのとサーバーも違うので単純に比較できませんが、ダッシュボードの開く速度とか、操作時のかなりパフォーマンスは向上しているように思います。(んーやっぱりデータ入れててすとしたほうがいいかなー?)

 

やっぱり、あれなので、実際にこのブログのデータをコピーして試してみました。

 

でもってサーバーのスペックの違いも影響しそうなのでサーバー間での速度の比較も行ってみました。結果面白いことが判りました。

サーバーはさくらインターネットです。

このブログの有るサーバーは300番台のサーバー

ホスト名   www3xx.sakura.ne.jp
 OSバージョン  FreeBSD 6.1-RELEASE-p23 i386
 CPU  Intel(R) Pentium(R) 4 CPU 3.00GHz
 メモリー容量  2GB
 Apacheバージョン  Apache/1.3.39 (Unix)

MT4.2RCを試したサーバーは900番台のサーバー

 ホスト名   www9xx.sakura.ne.jp
 OSバージョン  FreeBSD 6.1-RELEASE-p23 i386
 CPU  Intel(R) Pentium(R) M processor 2.00GHz
 メモリー容量  2GB
 Apacheバージョン  Apache/1.3.39 (Unix)

サーバー番号に600も差があるとやはり新しい方の性能がかなり高そうですよね。

実際以下の様な結果になりました。

  P4 3.00GHz/MT4.1 PM 2.00GHz/MT4.1 PM 2.00GHz/MT4.2RC1
ダッシュボードを開く 約26秒 約11秒 約3秒
コメント投稿 約30秒 約10秒 約10秒
再構築 約11分01秒 約1分54秒 約2分14

MT4.2のダッシュボードを開いたりする時にパフォーマンスがかなり上がっていることがわかります。実際ダッシュボード(管理画面)の操作性は良くなっていると思います。見た目も結構変わっていてかなり視認性が上がっています。

反面、再構築速度などはMT4.1とあまり変わってない感じです。何度か試していますがむしろMT4.1の方が早いくらいです。

ちなみにブログの記事数は500強です。

そして、一番の問題はMTの性能やバージョンでは無く、使っているサーバーのスペックによるものが大きいという事が判明wwww。同じサーバーにいるユーザー数やパワーユーザーかどうかなど、よく言われる当たり鯖やはずれ鯖なども関係するかと思いますが、これはどう考えてもサーバーのスペックの差ではないかと思われるのですが・・・。そうなんですよ、再構築が激しくストレスなんです。引っ越そうかな・・・・。独自ドメイン持ってたら最新スペックのサーバーを求めてたまには引っ越すのもよさそうです。まーそれもCMSなんかを使う場合ですけどね。

兎に角、現在のこのブログのあるサーバーだとダッシュボード開くのさえ苦痛だし、記事の投稿は計測してませんが、投稿するのも結構時間がかかるので面倒だったりします。

ダイナミック・パブリッシングも試してみた。

せっかくなのでダイナミックパブリッシングも試してみました。

静的にページを作るのと違い動的にページを生成するので(よくある掲示板CGIと同じような感覚)なので再構築が必要ありません。これはかなり大きいです。コメント投稿や記事投稿時の再構築も必要が無いのでかなりレスポンスは良いです。かなり精神衛生的によろしいです。

ダイナミック・パブリッシングを調べていていろいろ面白いことがわかったので書いておきます。

まず、ダイナミック・パブリッシングが使える環境ですが、DBがMy SQLかPostgreSQLかSQLiteで有る必要があります。

で、テスト用のサーバーでやってみようと思ったんですが、よく説明を読んでみるとSQLiteの場合はSQLite2じゃないといけないらしいのです。「が~ん」orz
さくらのサーバーはSQLite3しか入ってないのでずっこけました。ダイナミックパブリッシングつかえねーじゃん。という事でしょうがないのでMy SQLでやりました。SQLiteファンのおいらとしてはSQLiteでやりたかったのですが・・・。

実際にダイナミック・パブリッシングを試してみると超便利です。再構築が無いのでストレスがたまりません。記事の投稿するごとに待たされたり、デザインをちょっと弄ったりするたびに全体的な再構築を行う必要がなくなるのでホントにいい感じです。やっぱりダイナミック・パブリッシングしたいなーと思ったのでした。

そして、ダイナミック・パブリッシングの短所といわれるプラグインが動かくなる問題も検証してみました。試してみたプラグインは下のTagSupplementals_Pluginです。エントリーの関連記事のリンクを表示したりするのに使うプラグインです。

TagSupplementals_Plugin.ja_JP – Ogawa::Code – Trac <http://code.as-is.net/public/wiki/TagSupplementals_Plugin.ja_JP>

実際にダイナミック・パブリッシングで上記のプラグインを使ってみると見事にエラーで使えませんでした。orzこれじゃーダイナミック・パブリッシングが出来てもいろいろ問題があるというか意味が無いというか・・・。ダイナミック・パブリッシングでTagSupplementals_Pluginが使えれば、関連記事表示させる為に全体的な再構築させる必要も無く便利なのになーと思いました。半ばあきらめかけた感じで何かいい方法はないかと調べていると、素晴らしいページを見つけました。Perl版ダイナミック・パブリッシングです。下記のサイトで配布されています。これを使うと通常のダイナミック・パブリッシングだと問題が生じるプラグインが動かない問題がほとんど無いそうです。実際にインストールして試してみましたが、しっかりTagSupplementals_Pluginが動きました。すんばらしい!!。

Perl版ダイナミック・パブリッシング(MT4用) – The blog of H.Fujimoto <http://www.h-fj.com/blog/archives/2007/07/06-095902.php>

でも、ちょっとだけ導入のハードルが高く万人向けではないかもです。しかしすばらしすぐる。でも、思うんだけどこれ、Six Apartがやるべきなんじゃないの?やるきあるの?wもっと万人が使える様にMTに組み込まれるべきだと思うのです。っていうか通常のダイナミック・パブリッシングでプラグインが動かなくなることが問題だと思うのですよ。(PHPで出来てるかららしいですが)

そして、また新たに判ったことがw。下のドキュメントを読むとMT4.2からはPHP5の環境であればSQLite3でもダイナミック・パブリッシングが使えるというのです。俺歓喜(*´▽`*)

ダイナミックパブリッシング | Movable Type 4 ドキュメント <http://www.movabletype.jp/documentation/supporting_dynamic_publishing.html>

が、しかし、PHP5となよく考えてみるとさくらってPHP4だったような、コントロールパネルを見てみるとPHPのバージョンは4.4.8・・・。

燃え尽きたぜorz

コンパネ

何とか使えないものかと「さくら PHP5」でぐぐって見ると、さくらはPHP4とPHP5をコンパネで選べるらしい・・・。

「え!?マジですか?」(*゜д゜)

参考になったのは下記のサイトです。い、いつのまに・・・・。

カイ士伝 ≫ Blog Archive ≫ さくらインターネットでPHP5にバージョンアップした時のフレッシュリーダー設定方法 <http://blogging.from.tv/wp/2008/05/11/180>

PHPバージョンの選択

ホントだえらべるぜ!www

これで、SQLite3+PHP5でダイナミックパブリッシングが出来そうです。でも、問題はやっぱりプラグインですよねー。プラグインが使えないと不便すぎるやっぱりPerl版ダイナミック・パブリッシングを導入する必要がありそうです。というか一番の問題はサーバーのスペックだということが判明してしまってるわけですがwww。

といいますかここまで色々苦労するのならいっそのことWordPressにした方が早くね?とか思ったり思わなかったり。

とりあえずMTでダイナミック・パブリッシングするならやっぱりPerl版ダイナミック・パブリッシングは必須だと思うわけです。Six ApartさんがMT4.3あたりで対応してくれるとうれしいのですが、もしかして逆に完全PHP化とか考えてるのかなー?

  

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