XPでパスワード付きフォルダを実現するマイクロソフト純正「Microsoft Private Folder 1.0」

「パスワード付きのフォルダーを作成したい」という質問を質問サイトでよく目にします。まあ、大抵は『男の浪漫』のためだと思いますw。自分が急死してしまった場合に、コレクションしていた自分の集大成を家族等に見られたくない場合にも有効でしょうw。

フリーソフトなどでもあるようですが、一時期マイクロソフトもこの、パスワード付きフォルダを使えるようにするソフトを無償で配布していました。その頃僕はWindows 2000オンリーのユーザーだったので、実際にこの「Microsoft Private Folder 1.0」(以下MPF1.0)を使う事は無かったのですが、最近せっかくXPユーザーになったのですから、MPF1.0を使ってみたいと思いました。

詳しい方はご存知かと思いますが、実はこのMPF1.0は、現在公開停止になっています。僕も公開になった時と公開停止になった時のIT系の記事で見ていたので簡単な経緯は知っていますが、要は、おバカなユーザーから「パスワードわからなくなって中のファイルが見れないんだけど何とかしろよカス!」とクレームが殺到してマイクロソフトが「ヤッテランネー!」となったからだとか。そういうわけで公開停止になっているので、ダウンロード出来るところを探していて、参考にさせていただいた下記のブログにも同じような事が書かれています。

◇関連:公開停止になったアプリケーション@Microsoft Private Folder – http://pnpk.net
http://pnpk.net/cms/archives/162

そういうわけで、インストールしてみると、デスクトップに下のようなフォルダーが出来て、フォルダーにアクセスするとパスワードの入力が求められます。好きな場所にパスワード付きフォルダーが作成できるわけではなく、デスクトップからのアクセスになるのでそこのところは注意です。あと、英語版のみなのでメニューなどは英語ですが、特に読めなくても困る事はほとんど無いと思います。

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使い方などは下記のサイトが参考になると思います。

◇関連:Private Folderでファイルを暗号化して保護する - @IT
http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/768privfolder/privfolder.html

◇関連:【レビュー】手軽に"ないしょのフォルダ"を実現 – Microsoft Private Folder | ネット | マイコミジャーナル
http://journal.mycom.co.jp/articles/2006/07/07/mpf/

◎インストール方法

では、簡単にインストール方法を書いておきます。

1.上記のhttp://pnpk.net さんに書いてあるダウンロード先から、MPF1.0をダウンロードしてきます。

2.ダウンロードしたファイルを解凍後、ハッシュを下のツールなどで確認する。(ファイルが改ざんされていないかチェックするため)

◇HashCheck Shell Extension
http://www.ktechcomputing.com/hashcheck/

3.MSPF10ENU.msiというファイルをダブルクリックするなどして実際にインストールを開始する。

4.「Welcome to the Microsoft Private Folder 1.0 Setup Wizard」の面になるので、[Next >]をクリック。

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5.「License Agreement」の画面になったら、[I Agree](訳:同意します。)を選択して、[Next >]をクリック。

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6.「Select Installation Folder」(訳:インストールフォルダの選択)の画面では、インストール先を変更する必要が無ければ、通常そのまま[Next >]をクリック。

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7.「Confirm Installation」(訳:インストールの確認)画面で、インストールしてよければ、そのまま[Next >]をクリック。

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8.「Installing Microsoft Private Folder 1.0」インストール中の画面

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9.「Installation Complete」インストール完了画面で[Close]をクリック。

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10.再起動を求められるので、[Yes]をクリック。これでPCが再起動されます。

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11.これで再起動が完了すれば、パスワード付きフォルダを利用する事ができます。

◎使い方

※パスワードを忘れると誰も解除する事が出来なくなりますので、十分に注意して利用してください。

1.デスクトップ上に下の様に「My Private Folder」フォルダが作成されるので、ここをダブルクリックする。

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2.初回は下の様な画面でパスワードの設定を求められる。

2.1.「Welcome to Microsoft Private Folder 1.0」の画面、[次へ >]をクリック。

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2.2.「Set New Password」パスワード設定画面で、パスワード(Set Password)、確認用パスワード(Confirm Password)を入力して[次へ >]をクリック。
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2.3.「Finish Setting Password」パスワード設定完了画面。[完了]をクリックしてパスワード設定完了です。

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3.パスワードの設定が完了すると、フォルダのアイコンに錠前のマークがつきます。

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3.その後は、下の様なパスワード入力画面が出るので、設定したパスワードを入力して、[OK]を押す。

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4.パスワードの認証に成功すると、下の様にMy Private Folderの中にアクセスする事が出来るようになるので、後はこのフォルダの中に自由に、大切なファイルを入れてください。勝手に暗号化されるので何か特別な事をする必要はありません。

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5.その他

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  • ほっておくと、デフォルトでは5分でフォルダが自動的にロックされるので安心です。変更するにはタスクトレイのメニュで、「Idle Time Before Auto-Lock」を選択して時間を変更します。
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  • パスワードの変更は、「Change Password」から行います。使い方の2.にある画面になります。旧パスワード、新パスワード、確認用パスワードを入力して[OK]をクリックすると変更完了です。
  • 「Import Encrypted Files」は、パスワード付きフォルダ(暗号化されたフォルダ)をインポートするのに利用します。例えば他のマシンからパスワード付きフォルダを移動してくるのに利用出来るかと思います。
  • 「Export Encrypted Files」は、逆にパスワード付きフォルダ(暗号化されたフォルダ)をエクスポートするのに利用します。バックアップや、他のマシンにパスワード付きフォルダを移動する場合などに利用できるかと思います。
  • 「Remove My Private Folder」を選択してパスワードを入力すると、パスワード付きフォルダを削除する事が出来ます。中身も含めて完全にフォルダが削除されますので注意してください。
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  • 「Show Desktop Icon」のチェックをはずすと、デスクトップからパスワード付きフォルダのアイコンを消す事が出来ます。パスワード付きフォルダがあることをデスクトップを見られて知られる事が嫌な人は利用するといいでしょう。ちなみに、My Private Folderの作成場所は以下になります。アイコンを非表示にして場所がわからなくなった場合は参考にしてください。

    C:\Documents and Settings\自分のID\My Private Folder

  • 「Lock My Private Folder」は選択するとパスワード付きフォルダがロックされます。手動ロックですね。アクセスするには再度フォルダをダブルクリックしてパスワードを入力する必要があります。

◎気になった事を色々試してみる

Q.「Microsoft Private Folder 1.0」を利用中にアンインストールするとどうなるの?

A.Microsoft Private Folder 1.0は普通に「プログラムの追加と削除」からアンインストールする事が出来ます。アンインストールするとどうなるかというとエクスプローラーで下の様にMy Private Folderにアクセスできるようになります。フォルダのパスは通常下の様になります。

C:\Documents and Settings\自分のID\My Private Folder

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「ダメジャン」と思われた方安心してください。

フォルダの中にはアクセスできるようにはなりますが、それぞれのファイルは暗号化されたままなので中身を見ても訳がわからない状態です。

例えば、「昔話.txt」の中身はMPF1.0をインストールした状態で、パスワードを入力して正規の手順でアクセスした場合、下の様になっていますが、

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MPF1.0をアンインストールした状態で直接アクセスしても、中身は暗号化されたままの状態なので、下の様になり中身は判別できない状態なので、たとえ第三者にMPF1.0をアンインストールされたとしても、大切なデータの中身を見られることは無く安心です。

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しかし、フォルダ内は見られることになりますので、男の浪漫ファイルをわかりやすいファイル名にしていると、ファイル名からファイルの内容が推測されてしまうことになりますw。ファイルを見ることが出来なくても、ファイルの内容が推測されてしまっては、威厳が保てなくなってしまう場合もあるかと思いますw。

もしも、自分の死後にコレクションファイルを見られるのが嫌だと思っている人は下の様にファイル名やフォルダ名も偽装しておいた方がいいでしょうwww。とりあえず、ファイル名で軽蔑される事はなくなるでしょうw。まあ、見る人が見ればどういうファイルかはファイルサイズや拡張子などからバレバレだと思うけどwww。(一般家庭ならフォルダの場所とかも気づかれないかな?)

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ちなみに、MPF1.0を再インストールすれば、また普通にパスワードを入力する事でファイルにアクセス可能になります。

 

どういう用途で使うにしろ、パスワードさえ忘れなければ、それなりに安心感を得る事が出来るのではないかと思います。

追記:2017/03/17

ちなみに現在WIndows XPやWIndows 10などで同じようなことをしようと思ったら

今現在はVeraCryptがおすすめです。サイトを見る限りWindows XPでも利用できるようです。さすがに今XPを使っている人がそんなに居るとも思えませんが。

Mac OSX 10.6以降、Linuxなどでも利用できます。

VeraCrypt – Home

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