【映画】『セントアンナの奇跡』の感想

セントアンナの奇跡 プレミアム・エディション [DVD]

GyaO!で映画『セントアンナの奇跡』を視聴。ジャンルは戦争、ヒューマン。2008年のアメリカ映画。

 


ストーリー

郵便局に切手を買いに来た客に向かって切手販売窓口の係員が突然発砲する。この発砲の理由は第二次世界大戦まで遡る。黒人だけで組織された部隊で川をわたりイタリアに突入させられる。多大な犠牲を払いなんとか川をわたり無線で援護の砲撃要請するが司令官が無能でレイシストなため要請のあった砲撃のポイントより手前に砲撃を行ない無駄に犠牲を増やす。結果数名だけになりイタリアの小さな町まで進軍するが途中でケガをした少年を見つけ保護する。


感想

おもしろかった。内容的には戦争の悲惨さと黒人差別を扱った話。主要な役者が全て黒人なんだけど服装が同じなのでちょっと暗いシーンや動きが激しいシーンだとピザ以外誰が誰かわからなくなるのが難点。外国人が日本人をみてどれも同じ顔に見えるのと同じ現象。一応それぞれ特徴のある顔をしているのでよく見れば違いは当然判るんだけどラストの戦闘シーンとか誰がどうなってるのかよくわからない。イタリアの村で世話になっている時兵士の一人が言った『自分の国では黒人に対して差別があるのに他所の国の方に来てここには黒人差別がなくて居心地がいい』的言葉が印象的だった。実際日本に来た黒人も同じこというらしいですね。あと、アメリカの基地にいた時にレストランにみんなと入ったときに敵国のドイツ人は客として入っているのにもかかわらず黒人だからと銃を向けられて追い出されます。場所はやっぱり南部のルイジアナでした。アメリカ旅行行くにしてもアメリカ南部だけは絶対行きたくないねw。実際差別はなくならないんでしょうね。日本であると言われている差別と違って外見が完全に違うから隠しようがないもんね。日本の差別って単に利権と化してるだけで差別されてるところとか見たこと無いしね。アメリカの映画を見てると分かるけど、白人同士のラブシーンはあっても異なる人種のラブシーンってほぼないからね。白人同士ならキスしそうなラストシーンでも白人と黒人、白人と黄色人種、黒人と黄色人種などの組み合わせだとまずキスしないもんね。とりあえず差別対策で色々な人種を出すけど異人種間でのラブシーンはまだまだタブー的なものがやっぱりあるんじゃないかと思ってるんだけどやっぱり興行収入に響くのかな。どちらかというと最近は異人種異性間のラブシーンより同性愛の方が市民権獲得してきてるようなイメージがある。そういう意味では、最近の映画だけあってこの映画では白人と黒人のラブシーンがチョトだけではあるがあるので頑張ってるなーと思ったけどwikipedia見ると興行的には大失敗してるのかな?


ねたばれ

最初殺されたのは援護砲撃の要請の射撃ポイントを無視した司令官かと思ってた。で、最後最後に殺された奴が誰かわかって、そこまでひどいことしたかなと思ったんだけど、良く考えてみるとドイツ軍手引きしたのそいつだし、そのせいで仲間と世話になった村の人全員死んでしまうわけでそりゃ殺されて当然だなと思った。あと、最後に島で再開する相手は一瞬あのデブかと思ったけどちがったねw。ラストのサプライズは割とあっさり気味だね。

 

評価:30/5

 

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