ActivePerlにGDをインストールする
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でGDライブラリを使っていますがこのGDライブラリをActivePerlにインストールする方法
通常ActivePerlではライブラリの追加を行う場合PPM(Perl Package
Manager)を使ってライブラリを追加インストールします。しかし、PPMの一覧にライブラリが無い場合があります。
今回GDライブラリをインストールする場合もPPMの一覧に無かったのでそういう場合どうやってインストールするかのメモです。
環境は、Windows2000、ActivePerl v5.8.8 build 820を前提とします。
XPでもOSのインターフェース以外は同じです。
1.まずGDをインスト ールする為にPPMを起動します。
スタート>ファイル名を指定して実行で「ファイル名を指定して実行」の画面を開きます。
2.「ファイル名を指定して実行」の画面が開いたらppmと入力して[OK]をクリック。
3.Perl Package Manager(以下PPM)が起動します。
インストールできるパッケージの一覧が表示されます。
4.GDライブラリを探す為に以下の様にテキストボックスにGDと入力してパッケージ一覧をGDでフィルターします。
するとGDと言う名前のついているパッケージに絞り込まれます。
5.しかし絞り込んだ一覧にGDが見当たりません。
6.しょうがないのでCPANにアクセスしてGDライブラリモジュールを探します。
http://www.cpan.org/
にアクセスして赤線で囲んだ部分をクリックします。
7.検索のページになるので下の画像の様にFindのところにGDと入力して[Search]をクリックします。
8.CPANでの検索結果にGDが表示されたのでこのリンクをクリックします。
9.GDの配布ページが開きます。
下のほうを見るとPPMの情報が載っています。
www.bribes.orgとuwinnipegでperl5.8用のGDライブラリversion.2.35が配布されているようです。
PPMのところをクリックします。
10.PPM用のリポジトリのURLが書かれています。
とりあえず、http://www.bribes.org/perl/ppmを控えておきます。
11.PPMの設定を変更します。
メニュー>Edit>Preferencesで設定画面を開きます。
12.PPMの設定画面(PPM
Preferences)の画面が開くのでRepositoriesのタブを選択してリポジトリの画面を開きます。
リストが表示されますが最初はActiveStateのみがリストにあります。
13.リポジトリのリストにURLを追加します。
先ほど項目10.で控えておいたhttp://www.bribes.org/perl/ppmをリポジトリのリストに追加します。
Name:は適当にwww.bribes.orgとしておきます。
Location:にhttp://www.bribes.org/perl/ppmとします。
[Add]をクリックします。
14.しばらくするとリポジトリのリストに追加したリポジトリが表示されます。
[OK]をクリックしてこの画面を閉じます。
15.PPMの画面に戻るとパッケージのリストにGDが現れました。
16.GDを選択してマウスの右クリックのメニューから「Install GD 2.35」
(番号はバージョンによって異なる)を選択します。
17.インストールを実行します。
インストール指定されたパッケージには マークがつきます。インストールを 実行するにはマークをクリックします。
確認のダイアログが表示されるのでOKをクリックします。
18.インストール完了
しばらくするとインストールが完了します。これでGDライブラリをActivePerlから利用可能になります。
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大変参考になりました。ありがとうございます。ところで、自宅Windows2003サーバーを使っているのですが、お手上げになってしまい、一つお聞きしたいのです。Tiny Gimpy(http://www.magicvox.net/archive/2005/06012241/)というのを使い始めたのですが、単なる黒の数字画像が、白い背景の上に並んだものしか表示がされないのですが、GDをインストールするだけではダメなのでしょうか? 上のページでは、必要なPerlライブラリは、
CGI
GD
Digest::MD5
の3つだと書いてありまして、それでこちらに書いてありますような方法(ppm)でインストールしたのですが、背景画像が白いままです。なんとかして、背景画像の中に色々な点や線をランダムに埋め込ませ、数字を埋め込んだ画像を出力してみたいのです。他に何か必要な環境等、考えられる事はありませんでしょうか。
サーバーの「IISマネージャ」の画面で「Webサービス拡張」の中の「Perl CGI Extension」や「Perl ISAPI Extension」や「PerlEx ISAPI Extension」は「許可」モードにしてあるのですが…。そういうのは関係しているのかどうなのか…。
何かお気付きの点などありましたら、何でもいいので、御教示よろしくお願いします。
Tiny Gimpyダウンロードして実際に動かして見ましたけど、うちでも背景の点や線は出ませんでした。
なので、ソースを見てみたのですけど、どうも線や点を打つ処理は配布されているプログラムには含まれていないようです。サンプルの画像もCGIで生成されているので、多分ですが、背景に点や線を書く処理は後から追加されたもので配布されているものには含まれていないのだと思います。
配布元に問い合わせるか、Tiny Gimpyに点や線を描く処理を自分で追加するしかないと思います。点や線を描くだけならそんなに難しくないと思うのでperlプログラミングスキルがあればGDの関数を調べるだけで比較的簡単に改造できると思います。
ああ、そうだったんですか、tgimpy.cgi自身の問題だったんですね。なんだか最近のPerlは矢印「->」を使っていたりして、Object志向?って言うんですかね、理解するのが難しいので勉強しないとね。これで、ソースだけに当たればいいと分りましたので安心しました。最近のActivePerlについて勉強してみます。ありがとうございます。