ClamAVをclamav-0.91.2に更新した。
ClamAV(Clam AntiVirus)とはUNIX系のフリーのウイルスチェックソフトです。
ウイルスチェックのみであればWindowsでも動作します。
久しぶりにサーバーのログを見てみると、ClamAVのエンジンが古くなりすぎて、ウイルスデータベースが更新されなくなっていたので、現在の最新版clamav-0.91.2に更新しました。
更新は簡単。
1.sshでサーバーにログイン後スーパーユーザーになる。
su –
2.適当なディレクトリに移動
cd /usr/local/src
3.ClamAVのサイトでソースのURLを調べてサーバーにダウンロード
wget http://jaist.dl.sourceforge.net/sourceforge/clamav/clamav-0.91.2.tar.gz
4.tarでダウンロードしたファイルの解凍
tar -zxvf clamav-0.91.2.tar.gz
5.解凍して出来たディレクトリに移動
cd clamav-0.91.2
6.configureしてコンパイル準備を行う。
./configure
※sendmailなどでmilterを利用してメールのウイルスチェックを行っている場合は
./configure –enable-milter
としてconfigureにmilterを利用する旨のオプションをつける。
7.makeする。
make
8.makeが問題なければインストールする
make install
9.完了
必要に応じてプロセスの再起動を行う。
一応私の環境の場合、sendmailとclam-milterで連携している環境では
clamdとclam-milterの再起動を行う為
service clamav stop
service clamav start
とした。(またはservice clamav restart)
clamscanとclamassassinとprocmailとで連携しているサーバーは
clamdだけ常駐しているので
service clamd stop
service clamd start
でclamdの再起動を行った。
※service用のコマンドは自分で書いたものか自動で作成されたものかわすれたけどw(おい
要は,環境によってclamdとclam-milterを再起動するということ。
◆トラブル
一つ問題起こったサーバーがあった
clamd起動時に下記のエラーが発生してclamdの起動ができなかった。
Starting clamd: /usr/local/sbin/clamd: error while loading shared libraries: libclamav.so.2: cannot open shared object file: No such file or directory
◆対処
/usr/local/libを見てみるとlibclamav.so.2自体は存在しているようだった。
ということは何故か認識されていないようなので
ldconfigで共有ライブラリを再認識させた。
ldconfig
これで普通にclamdを起動できるようになった。
◆確認
インストールが完了したら
freshclam等を起動してちゃんと動作するか確認するのが良いでしょう?
この記事は、新規のインストールを説明した物では無く、更新目的のインストールを説明したものですので、新規のインストールを行う人は他の記事も参考にしたほうがいいと思います。
▼ClamAVのオフィシャル
http://www.clamav.net/
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