Red Hat Linux 9にGDをインストール

昔は定番だったRed Hat Linux ですが、9でその歴史を追えて久しいわけですが、まだまだ現役で動かしているところもあるかと思います。

ちょっとRed Hat Linux 9(RHL9)でC言語つくられたカウンターっぽいものを動かす必要があったのでGDをインストールしようとおもったのですが、大抵の場合GD自体はRPMで最初から入っているかもしれません。しかし少し問題があります。

RHL9にRPMで入っているようなバージョンのGDは多分GIFのエンコードが出来ません。

GDライブラリといえば昔は定番の画像操作用のライブラリだったのですが、GIFのエンコードが出来なくなって一時期、廃れてしまいました。原因はUnisysがGIFの特許を主張し始めたためでした。GDに限らず国内海外ほとんど全てのフリーウェアなどからGIFのエンコード処理が取り除かれた時期がありました。

現在は特許が切れてまた使える様になっています。

そういうわけで特許が切れる前に使われていたRHL9当たりまではGDがGIFのエンコードが出来ないバージョンが入っているわけです。

なので、今、GIFのエンコードができるGDをインストールするとなるとソースコードからコンパイルしてインストールする必要があります。

定番の方法でインストールできますがちょっと注意するところが有ります。

最新のGDのバージョンは現在2.0.35です。しかし、これはRHL9ではコンパイル通りませんでした。コンパイルが通るのは2.0.33です。のでこれをダウンロードします。

□Main Page – LibGD
http://www.libgd.org/Main_Page

古いバージョンは下からダウンロードできます。

□Index of /releases/oldreleases/
http://www.libgd.org/releases/oldreleases/

□インストール

cd /usr/local/src
wget http://www.libgd.org/releases/oldreleases/gd-2.0.33.tar.gz
tar -zxvf gd-2.0.33.tar.gz
cd gd-2.0.33
./configure
make
make install

□GDでカウンターを作るには

ここでは具体的なソースコードは割愛しますが、以下に挙げるようなGDライブラリの関数を利用する事で作成が可能だと思います。実際に下の関数名をキーワードにして検索して見るとそれらしいコードが出てくるのでそちらのサイトなどを参考にしてください。

gdImageCreateFromGif
gdImageSX
gdImageSY
gdImageCreate
gdImageColorAllocate
gdImageFill
gdImageColorTransparent
gdImageCopy
gdImageDestroy
gdImageGif

Perl/GNUソフトウェアによるWebグラフィックスプログラミング

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