久しぶりに枇杷(ビワ)を食べた。

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久しぶりに枇杷(ビワ)を食べた。私の実家の辺りでは、濁点なしでヒワと呼ぶ。私もヒワとビワは別の物だと思っていたが、単に呼び方が違っていただけだった。確かに漢字の読み方的には濁点ありでもなしでも間違いではないので、昔この辺りで初めて枇杷の漢字を呼んだ人が「ひわ」と呼んだのではないだろうかと考えたりすると面白い。

ビワ – Wikipedia

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父が山の畑に行った時に勝手にどっかからちぎってきたものだと思うので、(家の畑には植えられてないので)厳密にいうと枇杷泥棒なってしまうかもしれないが、地元の人間がちょっと食べる分にちぎって食べても誰も文句は言わない。(だいたいは知り合いだし)根こそぎ取って行ったりするとそれはやっぱり問題になるとは思う。要は程度の問題。

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この辺りでは枇杷を売るために植えているところは無くて、山の所々にポツポツと植えてある程度。手入れもされてないので傷も多く見た目は美味しそうではないかもしれない。食べてみると甘酸っぱくて、とても懐かしい味がした。子供の頃は山に虫や鳥を捕まえに行く時に、道端のびわの木に登ってムシャムシャとよく食べていた。種は大きい。うちの実家では葉っぱを枇杷茶にして飲んでいたこともあったが、現在はやってないようだ。現在は普通に買ってきたグァバ茶を飲んでいる。

最近、地元の山を散策したがあまり枇杷の木や柿の木を見かけなかった。樹の株にも寿命があると思うので、枯れた後に新たに枇杷や柿を植えていないということかもしれない。昔は良く山の道端に見かけた。柿の実は食べてみないと渋柿か甘柿かわからなかったので、友達とじゃんけんで負けた者が味見をするというのをやっていた様な気がする。大抵渋柿だった。食べた後はしばらく渋みが口の中に残ってとんでもないことになるので結構ハードな罰ゲームだった。子供の頃はなんで渋柿なんか植えるんだろう?甘い柿を植えればいいのに?と思っていたが、渋柿が干し柿になるとは知らなかった。うちの実家でも昔は干し柿がベランダなどに干されていて、たまに東京にも送られてきていた。子供の頃は嫌いだったがおとなになってから食べてみると結構おいしいものだと思った。何よりあんなにシブいものがこんなに甘くて美味しくなるんだと感心した。

#渋柿にしても蒟蒻芋にしても、昔の人はそのままでは食べられないものを何とか食べられる様に工夫をして干し柿や蒟蒻を創りだしわけでだけど、凄いとしか言いようがない。

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