AMDの新しいデスクトップ向けCPU Fusion APUについて

AMD A8-Series APUs A8-3850 TDP 100W 2.9GHz×4 AD3850WNGXBOX

最近ちょっと気になっているアイテムがAMDの新CPU Fusion APUです。7月3日から発売になりました。この前下の記事で書いたようにインテルのSandy BridgeのCore i7-2600やCore i5-2500Kも魅力的です。CPUダイにグラフィックも統合されはじめた世代のCPUです。グラフィックの性能が今までのオンボードに比べて格段によくなっているといいます。が、いかんせんお値段もそれなりです。(昔に比べれば全然安いですが)、やはり自分で安PCを組み立てている身としてはもっとお安く高性能なPCを組み立てたいわけです。

弟が新しく買ったDell XPS 8300エクストリームパッケージのセットアップを行って来た。 – KUMA TYPE

私が今使っているPCは2008年末に組み立てたCore 2 Duo E8400搭載のパソコンです。グラフィックはオンボードのGMA 3100です。GMA 3100でも特に困ることはないですがタマーに描画がとてつもなく重くなることがあるくらいです。最近フルHD画面で使ってるのもあると思います。また下のようなエンジェル・ウォーズのゲームもフルスクリーンにするとちょっと遊べたものじゃない重さになります。
新しいパソコンを組み立てた時の様子 – KUMA TYPE

Sucker Punch

そういうわけでオンボードグラフィックの性能が格段に上がったSandy Bridgeにはとても興味があったのですが、今回発売されたAMDのFusion APUはGPU機能の性能がSandy Bridgeの更に上いくらしいのです。しかもお安いと、、、貧乏人の触手が伸びる訳です。現在使っているパソコンのOSはWindows XPのHome Editionですが、32bit OSなので大容量メモリーには対応できないですしマザーボード自体対応してないのでメモリ16GBとかにしたかったらやっぱり64bit OSに乗換えないとだめですしね。

やっぱりフルHDになるとGMA 3100では厳しくなってきたというのも有りますが最近のブラウザーはメモリー喰いなのでタブをたくさん開いていると4GB(認識は3GB)のメモリーではちょっと心もとなくなってきているというのもあります。RSSリーダーとしてPale Moon(Firefox)も常に起動してるのでブラウザーだけで結構メモリーを圧迫しています。

A8-3850は性能的にはPhenom II X4相当の様です。それにグラフィック機能が統合されています。演算性能的には競合製品となるCore i5 2500Kに劣りますがグラフィック性能は上ということになります。軽い3Dゲームならそれなりに遊べるようです。

型番 A8-3850 A8-3800 A8-3650 A8-3600
コア数 4 4 4 4
動作クロック 2.9GHz 2.4GHz 2.6GHz 2.1GHz
Turbo時 2.7GHz   2.4GHz
グラフィック機能 HD 6550D HD 6550D HD 6530D HD 6530D
発売時期 7月3日 7月3日
TDP 100W 65W 100W 65W
価格 1万3千円前後 未定 1万1千円前後 未定

ソケットは Socket FM1

価格.comにもFusion APU対応のマザーボードやCPU自体のレビューや口コミもちらほら出始めているようです。マザーボードの値段はもう少しこなれてくるといいのですが、夏にA8-3800などが発売される頃にはもう少しこなれてくるのではないかと思います。CPU自体も1万円前後になったりするかも知れないのでかなり安くそれなりの性能のパソコンを組み立てられるようになるのではないかと思います。

一点気になる点はTDPがちょっと高めな点ですね。まあそれでもちょっと前のCPUよりは低いわけですが、色々なサイトを見た感じではアイドル時の消費電力はSandy Bridgeよりは劣るもののそんなに違わなかったように思います。高負荷時の消費電力は高めということになるかと思います。まあ気になる人は夏に発売のA8-3800/A8-3600を買えばいいと思います。その頃のほうがCPUやマザーの価格もお買い得になってきてるのではないかと思います。とは言っても別に拡張でグラフィックカードをつけることを考えればTDP100Wはたいしたことないのではないかと思います。

結論的にはお金がある人はSandy BridgeのCore i7やCore i5と別売の高性能なグラフィックカードを買って付けると思いますが、安PCを組み立てる場合はオンボード1択なのでその場合CPUの性能それ自体よりフルHDの画面で使う場合はグラフィック性能が足をひっぱることが多くなると思います。そういう意味ではもしかしたらオンボードグラフィックで使う分には体感的にはSandy BridgeよりもFusion APUの方が快適に感じる可能性もあるかもしれないですね。今現在価格.comでのCore i5 2500K BOXの最安値は17799円です。今現在約4000円の価格差ですがA8-3850やA-3800などが1万円を前後の価格帯になってくると大きなライバルになりそうな気がします。

自分自身はグラフィック性能の件もあって次は久しぶりにAMDのCPUでPCを組み立てようかなーとおもっていたりします。その時にインテルが更に上を行くCPUを安価で出していなければですけどね。もしもAMDのCPUで組み立てるとすると自分用のPCとしてはK5以来になりそうです。

 

でもまあ来年かなー。ケースと電源は今使ってるPCの前に使っていたプレスコットが載ってるPCから流用する予定。

兎にも角にも安くPCを組み立てたい人にはおすすめのCPUなのではないかと思います。

価格.com マザーボード SocketFM1

価格.com – AMD(Advanced Micro Devices)のCPU 製品一覧

 

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