IME色々
去年の11月ごろにWindows2000からWindows XPにメインマシンを移行したのですが、移行して最初に思ったことは、変換があまりにもおバカな事悲しくなりました。なかなか文章をスムーズに入力することができなくて閉口しました。辞書が育ってないこともありますが、もともとIME自体がそんなにかしこくないこともあります。
そういう場合やっぱり有料でもATOKを使うべきなんですけどね。今は月額版もあるし割と手軽に使えるようにはなっています。僕も昔はATOKを使っていたことがありますが確かに優秀なんですよATOKさんは。
歴史が長いですからねATOKは昔は日本の標準ワードプロセッサーだった一太郎から培われてきた歴史があります。
UNIXにはWnnという優秀なフロントエンドプロセッサーがありました。昔はこういう日本語入力ソフトをFEP(フロント・エンド・プロセッサーの略ヘップと呼んでた)といいましたけど最近ではIME(インプット・メソッド・エディターの略)っていいますよね。
そういうわけで最近、ちょっとフリーのIMEとかないのかなー?とか思って調べてみたこともあったのですが、黒翼猫氏のブログなどでも見かけたこともあっていくつか試してみました。
◎skkimeですが、結論から言うとこちらは試してません。下の窓の杜に詳しい解説がありますが、一切文法解析を行わない逆転の発想の軽快で便利なIMEの用です。これはよさそうなのですが、今回は文法解析のかしこいやつを使ってみたかったからなのですが、機会があれば使ってみたいと思います。まずは窓の杜の記事を見るのをお勧めします。Windows2000にインストールするといいかもしれませんね。
◇関連:Tatari SAKAMOTO’s page
http://www.tatari-sakamoto.jp/index.jis.html
◇関連:窓の杜 – 【今日のお気に入り】動作の軽いフリーの日本語IME「skkime」
http://www.forest.impress.co.jp/article/2003/03/14/okiniiri.html
◎Social IME
こちらは、ソーシャルIMEということで、インターネットを利用して辞書をみんなで共有して使うIMEです。実際にインストールして使ってみました。通信を行うので、初動がもっさりすることがあります。あと、インストールしてもなかなか有効にならなかったり、いつの間にか有効になったり無効になったり、アンインストールしても消えなかったりと動作があやしいところがありますが、まだベータ版なので今後に期待したいIMEです。辞書が共有なのでみんなが入力した情報がそのまま利用できるので、人名や品名などの変換が得意です。また、共有辞書のおかげで携帯電話のような予測変換が得意だそうです。
現在でもユーザーのローカル辞書があったらそのまま使ってもいいと思ったのですが、現状無いようなので見送りました。
今後実装予定のようですが、ローカルのユーザー辞書やキャッシュ機能が実装されたらまた使ってみたいと思いました。
◇関連:Social IME ~みんなで育てる日本語入力~
http://www.social-ime.com/
◎MS-IME 2007
MS-IMEと言えばオフィスについてくるIMEですが、バグや変換精度などで一時有名になっていたIME2007ですが、黒翼猫氏の記事でWindows2000で利用するという記事があり、オフィスの体験版をインストールすることで利用できるとのことなので、体験版をインストールしてみました。インストール後例のバグの所為で使い物にならない層なので、Microsoft Update必須です。
ちょっとまだよく効果が分かりませんが、この記事を実際にIME2007で書いているわけですが、特に文字の変換で変換のおバカさで困ることもなく概ね良好ではないかと思います。変換にはちょっともっさり感があるかな。しばらくこの体験版を使って様子を見てみます。
◇関連:黒翼猫のコンピュータ日記 2nd Edition:IME 2007 を Windows 2000で使う – Windows 2000 Blog
http://blog.livedoor.jp/blackwingcat/archives/745509.html#more
文章を書く人にはかなりシビアな問題だと思われる日本語入力ソフトですが、いろいろ試して自分に合ったものを探してみてください。といっても、選べるほど選択肢は多くないのが残念ですね。最近のATOKを使ったことはないのですが、基本的にはやっぱりATOKが間違いないと思います。
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