AVG Anti-Virus Free Edition 8.0 日本語版のメールスキャナと別マシンで動作しているPOPFileの連携

前にAVG Free 7.5の時にも書きましたが、うちではスパムメールのチェックをFreeBSDマシン上で動いているPOPFileで行っています。POPFileはベイジアンフィルタを用いたスパムメールチェックプログラムです。Windows版も有ります。詳しくはPOPFileのサイトを見てください。

それでメールクライアント(メールソフト)とPOPFileとAVGのメールスキャナーとで連携する為には設定が必要なのですが、AVG Free 7.5から8.0にアップグレードした際に前の設定は見事に引き継がれませんでしたので7.5の時の記事を見ながら再設定しました。(記事に残しておいてよかったw。)

接続イメージは下図の様な感じになっています。IPアドレスやポートの情報は下図にあるように、メールソフトからAVGのメールスキャナーに接続するのにポート:5200を利用しています。AVGのメールスキャナーからFreeBSDマシン(IP:192.168.1.69)のポート:50110に接続するようになっています。

mail_avg_popfile_internet_connect_image
接続イメージ

設定方法は以下のとおり

1.タスクトレイにあるAVGのアイコンを右クリックして[AVGユーザーインターフェイスの起動]を選択します。AVGユーザーインターフェイスが表示されたら、メニューから[ツール]>[高度な設定]を選択します。

AVGユーザーインターフェイス
AVGユーザーインターフェイス

2.[高度なAVG設定]の画面

[高度なAVG設定]の画面が表示されたら、左のメニューから

メールスキャナ>サーバ>POP3

を選択します。メールスキャンの設定の画面になったら、メールクライアントとAVGメールスキャナーとPOPFileで連携する為に新しいメールスキャンサーバを追加します。

[サーバの追加]をクリックします。

サーバの追加
サーバの追加

3.サーバーの追加

[サーバの追加]のボタンをクリックすると下の小窓が表示されますので、名前の欄に自分のわかりやすい名前を入力します。(下ではPOPFILE SERVERと入力しました)

タイプは[POP3]にします。入力が終わったら[OK]をクリックします。

サーバの追加
サーバの追加

4.POP3サーバの設定画面

追加したメールスキャンサーバのPOP3サーバの設定画面になるので、必要な情報を入力します。

  • POP3サーバ名には、先ほど小窓で入力した名前が表示されます。
  • ログインの種類には、[固定ホスト]を選択してその下の欄にPOPFileが動作しているFreeBSDマシンのIPアドレス(192.168.1.69)とPOPFileの待受けポート(50110)を「:」(コロン)で区切って入力します。
  • 追加設定には、[ローカルポート(メールクライアントで使用):]の欄にメールクライアントに設定する今回追加するAVGのメールスキャンサーバの待ちうけポートを設定します。(5200)

他は弄らなくてOKです。設定が終わったら[OK]をクリックして設定完了です。

POP3サーバ
POP3サーバ設定画面

5.メール・クライアント(ソフト)側の設定

後は、メールソフト側でPOP3サーバの接続先IPアドレスをローカルホスト(127.0.0.1)にして接続先ポートをデフォルトの110から5200にすればOKです。画像つきの説明はAVG7.5の時に書いた関連記事の終わりの方を見てください。

これで、スパムメールチェックとウイルスメールチェックが行えるようになります。

●関連サイト
ようこそ [POPFile Documentation Project]
http://getpopfile.org/docs/jp

●関連記事
AVG Anti-Virus Free Edition 日本語版のメールスキャナと別マシンで動作しているPOPFileの連携 (KUMA TYPE)
https://blog.kumacchi.com/2007/08/avg_antivirus_freeedition_popf.html

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