【X68000】ZmPlay Version 0.70リリース

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1995年10月のVersion 0.6のリリースから実に約20年と3ヶ月ぶりの新バージョンリリースとなります。

X68000のHDのサルベージに成功したので発掘したソースを元にコンパイルしてみました。久しぶりに使ってみて個人的に気になったところ、気になっていたところを修正並びに機能追加しました。

■プログラム名称

ミュージック・データ検索演奏プログラム

ZmPlay.X

■プログラムの概要

当時のドキュメントからそのまま抜粋

★ プログラム概要

このプログラムは、有りそうでない、(わたしの知る限り)
検索開始パスを指定し、それ以降のサブディレクトリを検索し
て演奏データを検索して検索順、またはランダムに演奏を行う
プログラムです。

●検索対象のミュージックデータは、.MDX, .ZMD, .ZMSの拡張子をもつ
ファイルです。

※実行にはX68000シリーズにZMUSICをインストールした環境が必要です。

詳細はドキュメントを参照してください。

 

■Version 0.6からの追加変更点。

・オプション追加

-T <Sec>   : 1曲の最大再生時間(秒)   無限ループする音楽データでも指定した時間で演奏が終了します。

1.曲データの検索高速化のため曲検索時の表示を100件毎に1表示に変更。
2.無限ループ曲対策のために1曲の最大再生時間を指定できるようにする。
3.曲名表示の処理で漢字の判定に失敗するパターンがあったので修正。
4.曲名表示の処理でTABコードの除去を行っていなかったので修正。

音楽データの中には無限ループするように作ってある行儀の悪いデータがたまにあります。そういうデータが含まれていると自動演奏系のツールはそのデータでつまずいてしまうことになります。

そこで音楽データ1曲の最大再生時間を指定できるオプションを追加しました。誰でもできそうな難しい実装ではないので当時なぜやってないのか不思議なのですが、きっと当時の私は今の私より若くてパワフルではあっても未熟でお馬鹿だったのでしょう。

他にも、zmuzicの登録チェックとusageの表示のタイミングを逆にしたりとか細かい調整をしたりしています。

※このプログラムはSHARPのパーソナルワークステーションX680x0シリーズ用のプログラムです。Windowsでは動作しないのでわからない人はダウンロードしないようにしてください。

DOWNLOAD

最新版はこちら

※もうこれ以上の更新はない予定ですが、もしかするとエスケープシーケンスの除去にまだ漏れがあるかもしれないのでその場合は対処するかもしれません。

追記:

-T 1とかにすれば、イントロクイズみたいに遊べるかもw

 

『酸素でルルル』とかMDXで聞くまでその存在を20年間忘れてたwww。

これがカスラックの功罪か・・・。

追記:2016/02/19 14:29

Z-MUSIC Ver.3.0ってVer.2.0と共存できるの?できそうだけど、Z-MUISC Ver.3.0限定環境の人っているのかな?Z-MUSIC Ver.3.0が発売された頃はX68000が壊れた頃でほとんどX68Kにも触ってなかったのでよくわからいんだけど、ZmPlayはVer.2.0環境用にできてるのでVer.2.0の環境で使ってもらうこと前提なんだけど、一応Ver.2.0も3.0もダウンロードできるようになってるみたいだから入手可能ということで困ることはないんだろうと思うけど、必要ならVer.3.0専用版か、可能なら両対応したバージョンを作ろうかと思ったけどまさか需要ないよね。

自分用に作って見るかもしれないけど。

追記:2016/02/20 15:49

最近X68KのHDとMOをサルベージしてから何かとX68K関係の情報を探すことが多くなってますが、本日、斎藤彰良氏の訃報を知りました。MDXを聞く人なら何度も名前を目すると思われる有名な方です。

MDXの音楽データ作者の方には有名な方が何人かいらっしゃいましたが、名前を見ればそのデータの出来が大体予想でき、名前を見れば聞く前から期待に胸をふくらませる。そういう方々が何人かいらっしゃって、斎藤氏もその中の一人だったと記憶しています。

心よりご冥福をお祈りいたします。

弊社 齊藤彰良の訃報について | 有限会社エムツー – 電ファミニコゲーマー

※X68K全盛の当時は若かった我々もだいぶ身体にガタが来たのを感じる今日このごろです。みなさまもご自愛ください。

追記:2016/02/26 2:10

身体もほぼほぼ本調子に戻ってきた。

もう手を加えないつもりだったけど、公開はしてないけど、Ver.0.8が手元にはある。このところ、MDXとZMUSICを毎日聞いてるのでX68Kのエミュを動かしっぱなしだ。使っているとやっぱり手を入れたくなる部分が出てくる。例えば一時停止機能。気になる音楽があるとyoutubeで動画を探してしまう。ユーフォリーのBGMとか他にない感じで独創的なので好きだ。そんなわけで途中で検索して動画見るのに音楽を一時停止したくなるので一時停止機能を付けた。それから、表示モードも1個追加した。1行に総曲数と現在の虚数、ファイル名、コメントを表示するモードを追加した。これはまあ単なる好みだけど、あと曲の検索も少し早くなるようにした。

MDXをWindowsで再生する方法はいくつもあるけど、Z-MUSICをWindowsで再生する方法がわからなのでエミュレータを使っているが、方法がわかれば別にWindowsでも構わないのだけど。

追記:2016/03/16

もう更新しないつもりでしたが、使ってるといろいろ気になる部分が出てきたのと、エスケープシーケンスの処理にやはり問題があったてアドレスエラーやバスエラーになったり、追加した機能で曲によっては無限ループに陥る事がわかっているので修正プラス機能追加版を出す予定です。毎回検索するのも今となってはナンセンスなのでキャッシュ機能も付けます。当時はメモリも少なくてHDDの領域さえ貴重でFDD利用という最低限の環境前提に作成していたのであんなふうになってましたが今のエミュレータ環境を前提にするとキャッシュたほうがいいなかなと考えます。

かなりいじったのでVer.1.0になる予定です。

追記:2016/03/19

いろいろハマったけどなんとか完成したのでテストの後近々最新版をアップします。

ところで、LZMDRVの情報が無いんだけど、検索しても全く引っかからない。MDXを聞いていると明らかに同じ曲なのにサイズが違うのでそのままリネームして置いてあるファイルが有って邪魔なんだけど、圧縮されてるっぽいのでそういえばそう言うのあったな~ぐらいに思って放置してたんだけど、圧縮されてるとどんなPDX読んでるのかファイル覗いても分からないし、問題のあるファイルの調査に不便なので、どうやるんだっけと探してみたけどわかない、MDXDRVを組み込むときにLZMDRVも読み込んでるのでこれがそうなんだろうと思って同じディレクトリ見てもドキュメント入れてないし、ツール用のMOをLZMをキーにサーチしてたらちゃんとアーカイブがとってあった。

MDXやPDXを圧縮できるらしい、当時はHDDやFDやMOの領域が貴重だったので、こんな苦肉の策を行ってたんだなーとしみじみ。

で、付属のツールにdivmdxとcatmdxがあって、

圧縮するときは

divmdx hogehoge.mdx

lzx hogehoge.r で圧縮

catmdx hogehoge.hmd

これで圧縮されたMDXが出来る。

解凍するときは

divmdx hogehoge.mdx

lzx –d hogehoge.r

catmdx hogehoge.hmd

なれないとなんかややこしい。つーかコマンド一発でできなかったのか?

付属のツールもHDに戻して実際に解凍してみたらできた。いろいろ謎が解けた。

当時HDDを空けようと自分でちまちま圧縮作業をやっていたのだと思えると泣けてくるw

ダブっているファイルが、自分で圧縮したのかそれとも圧縮されて配布されていたのかわからない、おそらく両方だろう。

これで同じファイルは隔離、PDXファイルがわからないファイルは解凍して調べる事が出来る。

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ZmPlayで聞いてるとこんな風に同じタイトルの曲が沢山あるんだけど

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実際の格納場所を見るとYUMIN1_.MDXみたいに「_」が付いた曲が沢山できている。

「_」は多分MINTの自動Automatic[_] copy機能を使ったのだろう。

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ちなみに圧縮されたMDXファイルはバイナリエディタで覗くと、末尾に「メモリ不足の為、起動できません。[ LZX.X ]」とあるのですぐ分かる。

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