昨日の『もう怖くない!? がん医療最前線』のメモ
とりあえず、覚えている限りだが、紹介されていた現在実用化を目指している治療法も含めて下記の様な感じだった。
動脈塞栓術
IGTクリニック
龍志会IGTクリニックでは血管内治療でQOL向上を目指します。
「動脈塞栓術」で、癌幹細胞と言われるがん細胞を生み出す親玉のがん細胞に栄養を送る血管に抗がん剤と栓をする物質を送り込んで局所的に親玉と叩く術式。放送を見る限り効果は高そうに見えた。実際にそれで生きながられている若い女性が出演していた。
放送では肺がんと肝臓がんの治療を行っていた。手術が出来ない人には現在かなり有効な選択子になりそうに思う。
リウマチの薬
スルファサラジン(うろ覚え)だったと思う。大雑把な話だとガンが、血管から栄養を摂取する際のストロー部分の働きを阻害する働きがあるらしくガンが栄養を摂取できずに死滅する働きがあるらしい。
リュウマチの薬 ガン で検索するとリュウマチが治ったらガンになったとかでてくるのは、リュウマチの薬を飲まなくなったのでガンになったとも取れなくもない。
本当ならリュウマチの薬を飲むのも現状可能な一つの選択子かもしれない。
近赤外光線免疫治療法
アメリカの国立がんセンターで現在治験が行われている方法で日本人が開発。大雑把な話だと、がん細胞に結合する抗体に近赤外線に反応する薬剤を付けて体内に注入し、近赤外線を当ててがん細胞を破壊するという方式。
現在一番注目されている副作用が全くない方法で、実用化が待たれている。2020年頃の認可を目指している。
近赤外線が届く範囲しか治療できないが、注射器やカテーテルで殆どの場所に対処が可能だろうとの事。
オプジーボ
オプジーボは多少前から有名だが、価格が高価で一般人には利用が難しく金持ちだけが利用しているイメージ。また効果がある人間が2割~3割とかなりのギャンブル。
オプジーボは免疫チェックポイント阻害薬であるが、免疫がガンを攻撃できるようにする薬である。そもそも免疫がガンを攻撃できないのがガンの原因。
効果がある人とない人の違いが解明されてきたらしく、その人が持つ免疫抑制細胞の量が関係しているらしい。当然少ないほうがオプジーボの効果が良い。
そこで、上の近赤外線免疫療法と同じ方法で免疫抑制細胞を破壊する方法が開発されたらしく、それと組み合わせることでオプジーボの効果をあげることが出来るらしい。
後は価格の問題か?あと、オプジーボを適用できるガンの種類が増えないといけなだろう。
ウイルス療法 テロメライシン
手術出来ない高齢の食道がん患者が治療を受けてガンがカメラによる目視では消えて退院していた。
遺伝子改良したガン細胞だけを目標にするウイルスを患部に注射してガンをピンポイントで消滅させる。
そんなに凄いものなら、もっと流行りそうだけど、食道がんにだけしか効かないのか?何か問題があるの?
検索してみると、骨肉腫、大腸がん、膵臓がんにも効果があるらしい。現在は治験中でこれも2020年の実用化を目指しているようだ。
ホウ素中性子捕捉療法
がん細胞にガンだけが取り込む物質にホウサン含ませた物質を吸収させて中性子線を当てて反応を起しがん細胞だけを破壊するという方式。
かなり良さげだった。放送では脳腫瘍だったが、肝臓がんにも使えるようだ。
抜けもあるかもしれないが大体こんな感じだった。来週の放送も期待している。
現状一般に試せそうなのは、動脈塞栓術とリュウマチの薬くらいか。
後のものは治験に入れるか、お金があるか、コネがあるかになってくるのかな。
現状、標準治療では切らない限りはやらないほうがましかも知れない副作用も多い抗がん剤での延命治療しか無いので、早く現在研究中の画期的な治療方法が実用化されて、保険適用され一般化されることを期待します。
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