【私的メモ】Windows XPでAVCHDを高速にAVIに変換後、Windowsムービーメーカーで編集しHDサイズで出力する方法
Windows XPをメインに使っている。
「Windowsムービーメーカーでは、856×480以上のサイズで動画を出力できないとそんな風に思っていた時期が俺にもありました。」(AA略
というか、ついさっきまで思ってた。
環境はOS:Windows XP Home SP3,CPU:Core2 Duo E8400,メモリ:4GB(実質3GB)
Windows 7の「Windows Live ムービー メーカー」だとAVCHDを直接編集でき、編集後にHDサイズのwmvを出力できる。
しかし、メインに使っているPCがWindows XPなので、わざわざ動画の編集だけノートPCでやるのは超めんどくさい。しょうがないので856×480サイズで出力してYouTubeにアップロードしていた。
856×480サイズで出力した動画をYouTubeにアップロードすると、「元の解像度でアプロードすることをおすすめします。」というメッセージが表示されて悲しい気分になっていた。好きでそのサイズでアップロードしているわけではないのだ。
それでもまあ、T008で撮影したこれまでの動画よりはだいぶマシなので、それなりに満足して使っていた。
今日、本当にWindowsムービーメーカーは、856×480以上のサイズのファイルを出力出来ないのだろうかと思い調べてみた。
結果、WindowsムービーメーカーでもHDサイズで出力できる事が判明。
下記サイトに「Windows Media エンコーダ」をインストールして「プロファイルエディタ」を使ってプロファイルを作り、そのプロファイルをプロファイル置き場に置けばWindowsムービーメーカーが認識して他の解像度でも動画を出力できる様になるとある。目からうろこだった。
Windowsムービーメーカーって解像度とか出力形式を自由に変更できないの? :教えて君.net
早速試してみた。
下のリンク先のマイクロソフトのサイトから、Windows Media エンコーダ 9シリーズをダウンロードしてインストールした。
公式のダウンロード センターから Windows Media エンコーダ 9 シリーズ をダウンロード
「Windows Media エンコーダ」をインストールすると「Windows Media プロファイル エディタ」が利用できるようになる。
スタート>Windows Media>ユティリティ>Windows Media プロファイルエディタ
の手順で起動する。
とりあえず設定の内容について全てを理解しているわけではない。
[名前]にわかりやすいプロファイル名。
[説明]に詳細を余裕があれば記入する。
[オーディオ]にチェックを入れて、適当な「モード」を選択して「コーデック」を選ぶ。
[ビデオ]にチェックを入れて適当な「モード」を選択して「コーデック」を選ぶ。
[オーディオ]と[ビデオ]は選択したモードによって[対象ビットレート]で[追加]ボタンを押した時に現れる画面に変化があり項目数などが異なるので、モードを切り替えてみて[追加]を押した時の挙動で自分にあったモードを選べばいいと思う。適当に色々いじるとわかると思う。
※コーデックは無圧縮も選択できるが、AVCHDから変換したAVIを読み込んで出力するのにはちょっと現実的ではない容量になるので、使えなかった。一度ためしてみるとわかると思う。
[モード]を「CBR」にした時の画面。合計ビットレート数のタブ名になったタブが現れて色々設定できる。
動画ファイルを出力するのに必要と思われる項目が大体揃っている。
[オーディオ形式]一番クオリティーの高いものを選択しておけばいい。
[ビデオサイズ]ここではHDサイズ1280×720を入力している。
※最初にハマったがこれを面倒臭がって[ビデオ入力と同じ]を選択した場合。Windows ムービーメーカーがプロファイルを認識しないというか無視するのでこれにはチェックしない。
[フレームレート] デフォルトの29.97とかでもいいと思うが、30を指定している。
わからないところはいじらない。
[品質ベース VBR]の場合の画面。
色々プロファイルを作ってみてそれで実際に動画を出力してみて、サイズや綺麗さなどを見比べて自分の満足行くプロファイルを作成する。現状モードCBRの方のプロファイルを使っている。
※うちの環境ではモードが[CBR]と[品質ベース VBR]以外ではWindows ムービーメーカーが動画の出力に失敗した。
[品質ベース VBR]にすると[CBR]の10倍以上のファイルサイズになる。
上は、実際に各プロファイルで出力してみた動画ファイルであるが、サイズが10倍以上になっているのが分かる。12MB対197MBである。[品質ベース VBR]の場合確かに綺麗になるが、所々でしか違いがわからない。例えばフェードアウトするときに[CBR]だとジャギーが目立つが[品質ベース VBR]だとわからない。その程度。サイズは10倍でも見た目の画質は10程よくなっているわけではない。むしろサイズはAVCHDの倍になって画質は落ちている。
この動画の元のサイズはAVCHD(1280×720 60fps)96.7MBである。
一旦aviに変換してWindows ムービーメーカーで扱えるようにしている。
[フレームレート]は、単純に生成されるサイズが倍になるので、それとのトレードオフになる。ヌルヌルさを取るか軽さを取るかであるが、通信環境がADSLになってしまった私の場合、アップロードの事を考えると軽さ優先になる。最終的にはYouTubeで使えるフォーマットよる。
[保存して終了] を選ぶと[プロファイルに名前を付けて保存]のダイアログが表示されるので、わかりやすい名前を付けて保存する。
プロファイルの保存場所は下記の場所にする。フォルダがない場合は作成する。
C:\Program Files\Movie Maker\Shared\Profiles
プロファイルは解像度やフレームレートを変えたものを必要に応じて複数定義する。
作成したプロファイルをダブルクリックするとWindows Media プロファイルエディタが起動し編集できる。または、 Windows Media プロファイルエディタからインポートすると編集できる。
<profile version="589824"
storageformat="1"
name="1280×720 30fps 1900Kbps 160kbps"
description="">
<streamconfig majortype="{73647561-0000-0010-8000-00AA00389B71}"
streamnumber="1"
streamname="Audio Stream"
inputname="Audio411"
bitrate="160032"
bufferwindow="5000"
reliabletransport="0"
decodercomplexity=""
rfc1766langid="ja"
>
<wmmediatype subtype="{00000161-0000-0010-8000-00AA00389B71}"
bfixedsizesamples="1"
btemporalcompression="0"
lsamplesize="3414">
<waveformatex wFormatTag="353"
nChannels="2"
nSamplesPerSec="48000"
nAvgBytesPerSec="20004"
nBlockAlign="3414"
wBitsPerSample="16"
codecdata="008800000F0000000000"/>
</wmmediatype>
</streamconfig>
<streamconfig majortype="{73646976-0000-0010-8000-00AA00389B71}"
streamnumber="2"
streamname="Video Stream"
inputname="Video411"
bitrate="1900000"
bufferwindow="5000"
reliabletransport="0"
decodercomplexity="AU"
rfc1766langid="ja"
>
<videomediaprops maxkeyframespacing="30000000"
quality="85"/>
<wmmediatype subtype="{33564D57-0000-0010-8000-00AA00389B71}"
bfixedsizesamples="0"
btemporalcompression="1"
lsamplesize="0">
<videoinfoheader dwbitrate="1900000"
dwbiterrorrate="0"
avgtimeperframe="333333">
<rcsource left="0"
top="0"
right="1280"
bottom="720"/>
<rctarget left="0"
top="0"
right="1280"
bottom="720"/>
<bitmapinfoheader biwidth="1280"
biheight="720"
biplanes="1"
bibitcount="24"
bicompression="WMV3"
bisizeimage="0"
bixpelspermeter="0"
biypelspermeter="0"
biclrused="0"
biclrimportant="0"/>
</videoinfoheader>
</wmmediatype>
</streamconfig>
</profile>
プロファイルの中身は実際のところ、上のようなXMLファイルである。単純にいじれそうな場所もあるが、プロファイルエディタを使ったほうが無難そう。プロファイル名を修正するくらいなら問題なく修正できるだろう。
実際に「Windows ムービーメーカー」でプロファイルと使ってみる。作成したプロファイルは一度Windows ムービーメーカーを再起動しないと認識されない。
「Windows ムービーメーカー」のメニューから
ファイル>ムービーファイルの保存 で行なう。
[マイコンピュータ]を選択して[次へ]をクリック。
ムービーのファイル名とムービーの保存場所を入力して[次へ]をクリック。
作成したプロファイルを利用するには[その他の設定]を選択する。
プルダウンメニューから自分が作成したプロファイルを選択する。[次へ]ボタンをクリックする。
ムービーが保存される。
[完了] をクリックする。
※プロファイル作成したら、なぜか、[コンピュータの最高の品質で再生(推奨)]を選択した場合でも、856×480ではなく1280×720で保存されるようになった。
AVCHDを高速に変換する方法。
「Any Video Converter」や「Freemake Video Converter」を使っていたが、速度は遅く、変換後のファイルもたまにおかしかったりする。特に「Any Video Converter」の最近のバージョンは設定項目が簡略化され画質の悪いファイルが生成される。軽くて高速ではあるが。
もっとまともに、高画質で高速にAVCHDをaviまたはwmvに変換できるソフトはないものか探していて下記のページに辿り着いた。
A’s Video Converterというソフトが目についた。ATI Radeonシリーズのドライバを利用して高速に変換できるらしい。最近グラフィックボードを Radeon HD6450の物にしてみたばかりなので試してみる価値はありそうだ。
SAPPHIRE HD6450 1G DDR3 PCI-E HDMI/DVI-D/VGAを買ってみた。 – KUMA TYPE
下記のサイトからダウンロードした。DXVA Checkerの作者様でも有りました。
最初は、下記のブログをみてインストールしてみた。
Re:hack : A’s Video Converter 設定と使い方
なんか、ERROR_encCEとかエラーが出て変換できなかった。
次に下のブログをみて、インストールしてみる。
A’s Video Converter64を使用したtsエンコードをテスト|整備時々農業生活|ブログ|kt6sambar4WD|みんカラ – 車・自動車SNS(ブログ・パーツ・整備・燃費)
探している途中よそでも見かけた気がするが「AMD Media Codec Package」が必要らしいので、ダウンロードしてインストールしてみる。XP用を下記のページからダウンロードしてインストールした。Catalystまで再インストールされているがいいんだろうか?と思いながらインストールを見ていた。
AMD App Acceleration Downloads
やっぱり、エラがー出る。諦めかけていたが、PCを再起動したら変換できる用になった。再起動が良かったのか「AMD Media Codec Package」が良かったのか不明。
変換速度はものすごく早い。今まではなんだったのだろうかと思う程。インテルハードでも行けるらしい。別にAMD関係なくソフトデコードは出来そうだけど詳細はサイトで確認。
で、これがHD(1280×720)でアップロードした動画。
こっちが、今までの856×480のサイズでアップロードしていたもの。
何よりもAVCHDを高速に変換できるようになったのが大きい。
追記:
真空波動研を入れておくと、作成した動画、参考にしたい動画、元動画のフォーマットの詳細を知ることができるので便利。
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