VMware Player 2.5.4 からVMware Server 2.0.2に移行した
VMware PlayerからVMware Serverに移行した。理由は下記の通り。
- perlを動かす環境としてLinuxマシンが欲しかったがないので現在使っているWindowx XP Home Editionのバックグラウンドで常にLinuxを動かしたかった。
- VMware Playerでもよかったのだが、常時動かしたいのでよりサーバーとしての運用に向いているVMware Serverの方がいいのではないかと思った。
- VMware Playerの様に常にゲストOSの画面が表示されているわけではなく必要に応じて表示することが出来る。したがってLinuxをバックグラウンドで動作させるのに向いている。
- なぜperlの実行環境としてLinuxの環境が欲しかったのかというと、Windows用のperl(Active perl等)はSIGNALやfork等の実装が完全ではないため、通信プログラムなどを書くと応答がないときにalarm等でタイムアウトさせることが出来ないためちゃんと処理できるLinux環境が欲しかった。
色々気付いたことなど
- クライアントOSを起動するしてデスクトップ画面で何かやりたのであればVMware Playerのほうがパフォーマンス等でも優れていると思われる。
- VMware Playerにある共有フォルダ機能がVMware Serverにはないので使っている人は注意。Windows OSをホストOSとゲストOSとしてファイルのやりとりをする場合はOSの機能である共有機能を使う必要がある。Windows XPとWindowx XP同士であれば安定して通信できたが、Windwox XPとWindowx 2000ではファイルのやりとりをすると共有エラーが出たりする。Windows 2000(ゲスト)にはPC Tools Firewall Plusをいれているのでそのせいかも知れない。(無効にしてから試したが)
- VMware Server 2.xは管理がブラウザベースになっている。メニューなどは英語なので、ちょっと分かりづらい。1.x系は管理ソフトがあって日本語表示にも対応しているらしい。試していないが2.xにも管理ソフトは別途インストール出来るようだ。
- VMware Player 2.x系にはないディスクを作ったりハードウェアを設定したりする管理機能があるのでVMware Player 2.xよりはある意味使いやすいかも知れない。もちろん管理機能付きのVMware Player 3.xのほうがよりお手軽ではある。
- ブラウザベースの管理ソフトの管理画面からゲストOSの画面を表示するVMware Remote Consoleを起動するにはInternet Explorerのプラグインを利用するようでIEからしか起動できないため他のブラウザをメインに使っているとハマる。素直にIEをつかうかIE Tab等のアドオンをメインで利用しているブラウザに追加して利用する必要がある。
既にVMware Playerで作成していたOSのイメージなどを利用するには、それらが格納されているフォルダのパスをVMware Serverの管理ソフトに登録してあげる必要がある。
フォルダを登録するには管理画面右のCommandsのAdd Datastoreから
名前とパスを指定して登録する。
登録したパスから既に作成済みのOSイメージを登録するにはCommandsのAdd Virtual Machine to Inventoryから
下記のように登録したパスが表示されるのでそこから選択して仮想マシンと登録する。
普通に新規で作成する場合はCommandsのCreate Virtual Machineから作成する。
トラブルシューティング
Q.PCを再起動したらVMware Serverにログインできなくなった。
A.VMware Host Agentが起動していないかも知れない。
解決方法
スタート>ファイル名を指定して実行 にservices.mscと入力して[OK]をクリック。
サービスの画面でVMware◯◯が全て開始になっているか確認して停止状態の場合は開始する。
Q.複数の仮想マシンの起動に異様に時間がかかる。
A.ゲストOSのメモリーを割り当て過ぎているかも知れない。
1GBずつ割り当てた仮想マシンを複数起動しようとすると固まったようになったりする。普通にRecommended Sizeの256MB位ずつ割り当てて起動すれば割と普通に動く。単体で起動する場合は多めに。複数起動する場合は少なめにメモリーを割り当てるのがコツ。
その他
perlの実行環境としてCentOS 5.5をインストールした。FTPとSSHからのみアクセス出来るようにした。開発環境のみインストールしてApacheやデータベースなどの余計な物はインストールしないで軽量化している。FTPはvsFTPd 2.0.5をインストールしているがメモリー節約のためスタンドアローンではなくxinetd経由での起動にしている。
結果、通常時は割り当てた256MBに対して17MB程度しかメモリーを消費していない。
PuTTYによるsshとFFFTPによるftpでCentOSにいつでも接続できるようになっている。ローカルマシン上にあるのでFTPやsshが高速にしかも専用サーバーとして動作するので共用レンタルサーバーと違って気持ちがいいしおもしろい。VMware Playerの時にもできたことではあるがPlayerと違ってコンソール画面を表示しなくても利用できるのでなんとなくサーバーに接続しているという感じがするw。
FFFTPでvsftpdに接続したときにファイルの一覧が取得できないという問題があったが、SELinuxの所為だった。下記のブログを参考に解決した。セキュリティーが強固になっていくのも考えものだと思った。
CentOSにvsftpdを導入するときのつまりどころ – カストリブログ
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