ANIファイルからアニメーションGIFを作成する手順
ANI という拡張子はマイクロソフトのアニメーション付きカーソル用の画像ファイルフォーマットです。
下の記事を書いた時に
マウスカーソル変更のススメ – KUMA TYPE
マウスカーソルのWAIT時のアニメーションを紹介するために下のアニメーションGIF形式の画像ファイルを作成したのですがその作成手順をメモとして残しておきます。
方法は色々あると思いますが、私は「ANIめーかー Ver.1.6.5」と「Giam Ver.2.09」を使って作成しました。ANIメーカーはANIファイルを個々の画像ファイルに分割するのに使います。Giamは個々の画像ファイルをつないでアニメーションGIFを作成するのに利用します。
NEURON FACTORY – ANIメーカーの配布サイト
古溝 剛のオリジナルソフト公開ホームページ – Giamの配布サイト
1.まずANIメーカーを使ってANIファイルを個々の画像ファイルに分割します。
ANIメーカーを起動
2.ANIメーカーの画面にANIファイルをドラッグドロップします。ここでは下記サイト様でダウンロードさせていただいた「実用マウスカーソル Ver.1.01」に含まれるWaiting.aniファイルを使って説明していきます。
Waiting.aniファイルをANIメーカーの画面にドラッグドロップすると下のダイアログが表示されるので[OK]をクリック。
3.背景色の選択画面が表示されるので使いたい色を選択します。私の場合ブログの背景が白なので白をクリックして選択。[OK]をクリックして決定しました。
※試していませんがアニメーションカーソルで利用していない色をつけておいて最終的にGIFファイルにする時点で透過色に指定するということも出来るかと思います。
結果、下の様にアニメーションカーソルのファイルが開かれます。このANIファイルには0~35までのコマがあることがわかります。
4.開いたファイルをコマごとに個々の画像として保存します。
[すべて保存]のボタンをクリックします。
[すべて保存]のコモンダイアログが表示されるので、とりあえず保存先のフォルダを作成するためにフォルダ作成のアイコンをクリックします。
[新しいフォルダ]が表示されて新しいフォルダが作成されたら
適当な名前をつけます。ここでは「Waiting」と入力して[エンター]を押下。
Waitingというフォルダが作成されたらそのフォルダをダブルクリックするなどしてフォルダの中に入ります。
フォルダの中に入ったところです。
保存するファイルの形式を指定しますここでは[ビットマップ連番(*.bmp)]形式を選択します。
[保存]をクリックします。
保存形式の選択画面が表示されるので[256色]を選択[OK]をクリックします。
Waitingフォルダの中身を見てみるとWaiting_00.bmp~Waiting_35.bmpまでのbmpファイルが作成されたことがわかります。ここまででANIファイルをコマ毎の画像ファイルに分割する作業は終わりです。
5.次にGiamを使ってコマごとのファイルを連結して一つのアニメーションGIFファイルを作成します。
まず、Giamを起動しておきます。
各コマの画像を全て選択して
Giamの画面上にドラッグドロップします。すると下の様になります。
後は名前を付けて保存のアイコンをクリックすると
[名前を付けて保存]のダイアログが表示されるので[ファイル名]をWaiting.gif[ファイルの種類]をGIFを選択して[保存]をクリックします。
[Gif 書き込みオプション]のダイアログが表示されるので好みの値にして[OK]をクリックします。ここでは[できるだけパレットを統一][256色][保管時常に表示][インタレース]の設定にしました。
結果できたアニメーション自負画像Waiting.gifが下の画像になります。
応用として、アニメーションの速度を変えたい場合は、各コマのファイルを[全部選択]で全選択状態にしてから右のウェイトの開いたを調整します。ウェイトを小さくすればアニメーションは早くなり大きくすれば遅くなります。下は実際にウェイトを5にしてみたところです。
実際にウェイトを5にして作成したのが下のアニメーションGIF画像です。ウェイトが減ってる分アニメーション速度が早くなっていてカーソルの回転が早くなっているのが分かると思います。
◎関連リンク
ANI (ファイルフォーマット) – Wikipedia
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