【映画】『この世界の片隅に』見てきた感想
概要
広島に生まれ呉に嫁いで第二次世界大戦中を生きる普通の女性の日常を描いた話。少しおっとりしたヒロインすずの幼少から終戦までを描いている。戦争の中でもそれなりに暮らしている人々の日常を描き、当時の人々がどのように暮らしていたか、どんな風に戦争に巻き込まれたかなどが細かく描かれている。
見てきた
熊本運輸支局に自動車の名義変更に行った帰りについでに見に行ってきた。
Denkikanというこじんまりした映画館で丁度13:00からの上映があったので良かった。熊本新市街で駐車場を探し、Google MapにナビをしてもらいながらDenkikanに向かった。
熊本に還って5年目になるが、今年まで田舎に引きこもっていて新市街というか熊本市街地に行くことはなかったが、今年になってジブリの立体建造物展に行ったり、スター・ウォーズの4DXを見に行ったりと都会的な場所に行くのは3回めになる。
Denkikanのホームページにはサービスデーなどの情報が書いてあるが、知らなかったので駐車券は車の中に置いてきたので500円の割引を受けることができなかった。
駐車場台は500円だったので駐車場代浮いたのにw。
また月曜日ならメンズデーで1100円で視聴出来る。
席は自由席だった。平日にも関わらずかなりの人が見に来ていた。「君の名は。」がガラガラだったのでおんなじような感じだと思っていたらこっちはかなり人が見に来ていた。結構年配の方も多かった印象。
ここ何十年も熊本市内で映画を見たことは無かったが、熊本で映画を最後に見たのはこの間のローグワンを別にすれば、たぶんラピュタだろう。まだトトロの前だから、ラピュタと言ってもアニメオタクが見る映画だと思われていた時代。
感想
良かった。最近見た映画の中では一番良かったかな。特に気になる部分も無かったし。戦争映画だとありがちな、変に悲壮感漂っている感じでもなく見やすいと思う。しかし、戦争の悲惨さの伝えるところはちゃんと伝えている感じ。
天日干しのノリのシーンは懐かしかった。私が子供の頃は既にノリは機械乾燥の時代になっていたが、一部天日干しをしているところも僅かに残っているそんな時期だった。今はもう天日干しのノリなんて見かけることは無い。
伏線の貼り方と回収が自然な感じでよく出来ているな~と思った。
今日も近所の海苔小屋の機械の音が五月蝿い。この時期はほぼ24時間営業である。
ネタバレを含む
青葉の戦歴をwikipediaでみると青葉は海洋で撃沈されたわけでは無いようなので水原哲は生きているかもしれないし死んでいるかもしれない。映画の中でもそんな感じで描かれていた。原作には書かれているのかもしれないが。
最近身内を亡くし、捨て猫を拾った私としてはかなりこの作品にかなりシンパシーを感じてこみ上げるものがあった。
あの子が亡くなるのもあの子を拾うための伏線だとするとよく考えてるなぁと思った。
一点残念だったこと
話しが佳境に入るところの一番肝心なあそこの部分でスマホを鳴らすバカうっかりさんが約一名私の真後ろの席にいた。急に場面が現実世界から非現実世界の映像に変わるところで最初そのスマホの着信音がその場面のBGMかと思った。(実際には無音)途中でスマホの着信音だとわかった。本人も暗がりで慌てて止めるに止められず席をたって何やらバタバタとしていたが、肝心の部分でそっちに意識が行ってしまった。映画見に来たらせめてマナーモードにしとけよ。しておいてもらいたい。