熊本県宇土市網田をハイキング その1

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2012年7月27日。熊本県宇土市の上網田町にある笹山の山頂を目指した時の写真です。あわよくば地図上には確認できる道を通って笹山の横を通って傘瓜方面に抜ける事が出来ないか試みました。この日も凄く暑い日で持っていったペットボトル数本のお茶だけでは足りず現地でも自動販売機を見つける度に飲み物を調達しました。

網田駅 – Wikipedia


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歩いた全ルートは上のgoogle mapの通り例によってGPSロガーm241で記録したものです。最大標高が275mで大体16kmほど歩きました。

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三角線列車内。網田に向かいます。

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窓の外には有明海の干潟が見えていました。そして最初の写真のとおりに網田駅に到着しました。

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ホームに降りると駅の出口に向かうため線路を渡ります。踏切を渡るような感じですね。

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ワンマンの一両編成です。

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列車は昔に比べるとおしゃれになりました。
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改札に行くために向こう側のホームに渡ります。当たり前なのでしょうが関東に長くいたせいでこういうのが新鮮に感じます。

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質素なホームです。でもまだ駅舎あって駅員(シルバー人材らしいけど)が居るだけでもマシです。 三角線の殆どの駅は無人で、駅舎も木造の物は質素なスレート製の雨宿りができるバス停レベルに建て直されてしまっています。昔は駅員さんが走る列車に通票を渡すのをよく見ていましたが今はもうやってないんでしょうね。

閉塞 (鉄道) – Wikipedia

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網田駅の駅名票。

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駅の改札口です。切符入れがあります。自動改札が装備されることは無さそうですねw。網田駅は県内最古の木造駅舎だそうです。住吉駅も昔は立派な木造駅舎だったと記憶していますが、既に存在していません。残念ですね。子供の頃の記憶だと肥後長浜駅にも小さな木造の駅舎があったと記憶しています。 改札口は昔はもっと金属製のパイプでゲートっぽくなっていたように思います。

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改札を入ると待合室で、切符を買う窓口があります。壁が一面白くなっていますが、昔は焼きを入れた板だった様な気がします。

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待合室の一角。備え付けの木造の長椅子が歴史を感じさせます。子供の頃はもっとイスが深かった印象がありますが、体が小さかったからでしょうね。

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古き時代の待合室って感じですね。窓がサッシになっていますが、昔は木の枠だったと思います。七夕の笹が飾ってありました。昔はこの辺りも旧暦で七夕を祝ってたのですが現在は普通に7月7日なんでしょうか?

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網田駅の入口です。所々は変わっていても柱は歴史を感じさせます。

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駅の外にちゃんと県下最古の木造駅舎と看板が建っています。看板の写真を見ると左上に電話の看板が写っています。昔はタバコやというか駄菓子屋があってよくエレメカや初期のTVゲームで遊びました。今は空き地になっています。

 

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駅の外に網田散策マップなるものが有ります。これを見たせいで色々寄り道をしてしまいました。メインは笹山の登頂だったはずなのですけど。網田の主な特産品は、蒼土窯(そうどがま)、網田ネーブル、海苔、あさり貝、マテ貝、網田イカ(紋甲イカ)だそうです。

ネーブルは昔から有名です。とても美味しいですし。
楽天で売られている網田ネーブル。

海苔も有名です。ココら辺の立派な家はのり御殿といわれました。 Yahoo地図で見ると、海上に海苔の網が張られているのが見えて壮大です。今実家に居るのですが、この時期は近所の漁民の小屋の海苔の器械が24時間フル稼働なので結構うるさいです。窓を閉めていれば気になりませんけど。昔から近所の漁民から売り物にならない訳あり海苔などをよくいただきました。最近は機械も進化して訳あり海苔が出来る数も昔に比べればだいぶ減ったそうです。


熊本産海苔。
あさり貝もこの辺りでは漁民の大きな収入源の一つです。昔のピークの頃に比べれば漁獲高は大幅に減少していますが、それでも普通に働くより大きな収入になっているように思います。昔から漁民の子どもたちは一般家庭に比べると金回りが良かったです。

マテ貝は私も子供の頃よく取りに行きました。クワと塩を持って一人海に出かけたものです。


マテ貝って超マイナーだと思ってたけどネットで買えるのねん。

網田イカ(紋甲イカ)が特産品だというのは、去年帰省した時に初めて知りましたが、実際去年の夏に2リットルのペットボトルほどある大きな網田イカを二杯も頂いて、お刺身にして美味しく頂いたのでそうなんでしょうね。

蒼土窯についても去年始めて知りました。さっき検索してホームページを初めて見ました。ホームページビルダーで作ったみたいなサイトだなーと思ったらそうだった。芸術品を扱っているのだからもうちょっとおしゃれにして欲しいw。まあ、それはそれで味がありますけど。ただ、タイトルタグが空なのだけはいただけないです。ブックマークするのに不便だし、SEO的にもタイトルタグの中の文字は重要なので空なのはよろしくないです。

蒼土窯のホームページ

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駅の横は屋根付きの自転車置場になっていました。と言っても昔から自転車置場でしたが、屋根はなく立派な桜の木が何本かあって子供の頃はよく登っていましたが、見る影もなくなっていました。左側には汲み取り式の所謂ぽっとん便所と昔良くあった小便用に後ろを木の塀で隠しただけのおおきな溝的な小便をするところがあったのですが、なくなってました。駅の内側と外側の両方にあったのですが、内側に簡易トイレがあるだけになってます。

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トイレが簡易トイレになってしまったの図。昔の写真も見たいなー。くみ取り式の時はそういう臭いがしてて結構臭っていました。

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中川タクシーの待機所。昔、まだこの辺りが過疎ってなくてそれなりに人がいた頃は、おじさんたちが何人かいつも中にいてテレビを見たりしていました。裏のバナナの木的な熱帯性の植物は昔から有りました。懐かしいです。

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網田駅前。昔は土で、雨の後は水たまりができたりしていました。

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駅に向かって左側には派出所が有ります。

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昔タバコ屋兼駄菓子屋が在ったところはこの通り有料駐車場になってました。前にも書いたと思いますが、目の前の山は映画「まぼろしの邪馬台国」の御輿来海岸撮影のロケ地になった島山です。

『熊本県宇土市網田をハイキング その2』へ続きます。

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