戸馳島をハイキング(熊本県宇城市三角町) その8

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2012年08月13日に熊本県宇城市三角町は八代海に浮かぶ戸馳島をハイキングした時の記録。『戸馳島をハイキング(熊本県宇城市三角町) その7』の続きです。戸馳島の南部にある片島という地区を歩きます。田畑の中のいかにも農道といったところです。地図を見ると分かるように田畑の回りを囲むように集落が有ります。

戸馳島 – Wikipedia


戸馳島をハイキング(熊本県宇城市三角町)

戸馳島ハイキングの全行程のGPSログとほぼすべての写真は、上のページで参照できます。

あと、自販機と売店などの戸馳島散策の際に飲み物が手に入りそうな場所をまとめたのが下記のページになります。
戸馳島 自販機・売店マップ

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田畑の回りを囲むように集落が有ります。とにかく巨大な鉄塔と送電線が目につきます。

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戸馳島のかなり南のほうです。地図を見るとわかりますが、片島地区の南の方に貯水池が見えるのですが、そこを見たいとおもっていたのですが、歩いている時は気付きませんでした。なので写真がありません。

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戸馳島を南下した後、道なりに今度は北上します。そのうち片島公民館がありました。  
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片島公民館の少し先に、ほそぼそとやっていそうな商店が有りました。今地図をみてみると田口酒店のようです。 飲み物に困ったときはここで入手出来そうです。この辺りでスタート地点から大雑把に13Km程歩いています。

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片島公民館の方を振り返って撮影した写真です。こんなふうな集落の中の道を通って行きました。

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小さな祠が有りました。片島稲荷神社とあります。お参りして行きました。そしてこの先で道を間違えてしまいます。GPSロガーとAndroidタブレットのmomo9を持っているにもかかわらずです。GPSログを見るとわかりますが、この片島稲荷神社の先でまっすぐ進むと山の中に進む道が有ります。本当は山の中を通って行く経路を計画していたのですが、間違えて道なりに右にすすんでしまいました。そこを通った時にここかなーと一瞬思ったのですが、後の祭りでした。

7インチタブレットというのは、こういう場合の取り回しが割りと不便で、いつも手に持って地図を確認するというわけには行かないので、ポイントポイントで位置を確認していたのですが、後の祭りでした。位置確認用には手軽に取り出せる5インチ前後のポケットに入るスマホがいいと思います。なので私は5インチ程度の白ロムのスマホを物色しています。Wifi運用しようとおもって。

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そして、片島稲荷神社の先にあるこの貯水池にたどり着きます。本当に戸馳島は貯水池が多いです。この辺りで道を間違えたことに気がついたのですが、もう疲れてきていたので引き返すのも面倒になりそのまま進むことにしました。

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道端で出会った地元の人に挨拶したりしながら更に進むと、また貯水池らしき所にでました。

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しかし、道の反対側は海だったりします。GPSログのページを診てもらうと分かりますが、道をへだてて海と貯水池になっています。どうも、この辺りは純粋な陸地ではなく干拓地の様です。どの当たりまで干拓地なのか気になるところです。案外片島地区の田畑は昔は海だったのかもしれません。 検索してみると下記サイト様に情報が有りました。田畑が有るところは昔は全部海だった様です。
戸馳島(2011.5.4

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しばらく海辺で休憩しました。もう午後3時近くなって、そろそろ夕暮れも近くなって来ましたが、この後どうするか考えました。GPSログの地図みるとわかりますが、この後島の周辺を通っている道を南下します。本来道を間違ってなければ、そこから出てきたはずの道を遡りました。

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小さな船が何艘も桟橋に停まっていました。

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そのすぐ横では何やら養殖しているいけすのようなものが有りました。

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スクリューのようなもので水をかき回していました。酸素を供給したり水流を作る目的でしょうか?なにを養殖しているのかはわかりませんでした。誰かいれば聞きたかったのですけど。

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その養殖場と先ほどの桟橋が有る漁港はこの堤防兼通路で隔たれていました。GPSログと地図を見てもらうと分かりますが、地図では海に見える場所が実際には壁で囲まれて巨大な養殖場になっています。

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先っぽしかない船が有りました。

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GPSログを見ると分かる通り、波止場の先端を目指しました。途中で桟橋を撮影。

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波止場の海側に朽ち果てた船が有りました。

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波止場の途中にある恵比寿様にお参り。向こうに見えるのは隣の維和島です。

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朽ち果てた船を前方から撮影。波止場の先端で記念撮影して戻りました。

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本来通ってくるはずだった道を南下しました。どんどん山っぽくなってきたのですが、分かれ道に出ました。地図を確認してみると、元々通ってくるはずだった道ともう一つは先で道が途切れていますが、もしかしたら海に出られそうな道でした。道の先になにも建物が無さそうなので不安でした。時間も午後3時を回っていて時間的な余裕もないので進むべきか、それとももう引き返して先に進むべきかをちょっと悩みましたが、怖いもの見たさでこの道を行ってみることにしました。苔むしていて少しぬかるんでいて、海に出られそうな雰囲気が全くない道で、人気もなくちょっとこわい感じのところです。

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しばらく進むと明るくなって来ました。安心しました。

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立て札がありました。血しぶきが掛かっているみたいで恐怖です。

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その横に海に抜けられる様になっていました。「よかったー行き止まりじゃなくて…」そう思いました。海の向こうに維和島が見えます。本当にすぐ近くです。維和島には行ったことがないのですが、いつか行ってみたいです。Googleマップで見ると戸馳島より立派な橋が掛かっているみたいなので渡ってみたいですね。地図を見ると分かるように維和島は車で行けるのが不思議なくらい辺鄙な所にあるので、全く行く機会が無かったのですが、戸馳島から行くには、ぐるーっと遠回りしないと行けないので、お互いに近くて遠い島ですね。戸馳島と維和島が橋で繋がっていれば、交通の便や島の発達もだいぶ違ったんじゃないかと思うのですが、過去にはそういう計画もあったんじゃないだろうかなどと考えたりします。

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浜辺に出るとそこは全く人気のない砂浜でした。まるでプライベートビーチみたいです。砂浜に車のタイヤの跡がずっと続いています。こんなトコロになんで車のタイヤの跡があるのかわかりませんでしたが、この記事を書き始めて色々調べているうちに合点がいく事実がひとつ判明しました。その時はカップルが静かなところを求めてドライブにでも来たのではと、ちょっと思ったりしたのですがw。まあ、そういうこともあるかもしれませんけど。

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砂浜は北の方には続いていないようなので、北上は出来なそうでした。気合を入れて岩場を進んでみたいという気もしましたけど。

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そして南方面。この砂浜をずっと南下してみるか、それともここで満足して道を引き返すか、またここで少し悩みました。結局、とりあえずあの曲がり角まで行って先がどうなっているか見たい、という衝動には勝てず砂浜をてくてく行きました。

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そして、曲がった先はやっぱり砂浜。ここまで来たらあそこまで行ってみたい。というわけで結局、島の最南端を目指して砂浜を進みます。全く人気はありませんが、車のタイヤ痕は続いています。この先に何かあるのだろうかとちょっと思いました。

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そして島の最南端付近にこの石柱が有りました。よく見えなくて後から読むつもりで写真だけ撮影しておきました。撮影場所はGPSログ付き地図を御覧ください。『戸馳島◯◯用地』と書かれているようですがやっぱり読めません。

この記事を書きだした時に調べ物をしていて偶然見つけた下記のブログ様。

 戸馳島~湯島、天草上島の灯台訪問 | 灯台訪問記[http://diary.lighthouse-japan.com/?eid=1102628]

それによると、『戸馳島燈臺用地』と書いてあるらしいです。そして、このすぐ近くに灯台があったらしいのですが、全く気が付きませんでした。道のようなものがあったのはわかっていたのですが、夏場だったため植物が鬱蒼としていたのでちょっと行ってみようという感じにはなりませんでした。灯台があることを知っていれば、頑張ったかもしれません。GoogleマップにしてもYahoo地図にしても何らかの建物らしきものがあるのは載っていますが、灯台のとの字も書いてないのでわかりませんでした。国土地理院の地図には灯台のマークが書いてありました。地図ロイドを使っていたので、その時に国土地理院の地図も見てたはずなのですが、気にしていなかったので見逃してしまったようです。ちょっと残念です。そういうわけで、なにもない所に車のタイヤの跡があるのは、仕事か趣味かはわかりませんが灯台を見に来た人がいるのかなと思ったわけです。

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そういうわけで、灯台の存在に気が付かないまま、すぐその先の戸馳島の南端までやって来ました。すぐ向こうに維和島が見えます。手を振れば向こうからも振り返してもらえそうな近さです。なのに繋がっていないなんてなんだか理不尽な気がします。織姫と彦星の天の川的な感じで。

と言いますか、九州電力の送電線って維和島から伝わってきてるんですね。戸馳島と維和島には九州電力のおかげで一部土地成金になった人がいるのでしょうか?

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戸馳島の南端は岩場になっています。岩場を伝っていってみたい気もするのですが、危険が危ないし、時間も時間で寄り道し過ぎなので休憩後に引き返すことにしました。岩場の上で八代方面を眺めてお茶を飲みながら休憩です。

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帰り道、貨物船が海峡を三角方面から航行して来ました。八代に行くのでしょうか?

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船の船体にはKMCT LINEと書いてありました。検索してみるとコンテナ船の会社みたいです。
KMTC (JAPAN) CO.,LTD. – GENERAL AGENT FOR KMTC

そういうわけで、元きた道を戻り、干拓地の水門のところまで戻りました。

『戸馳島をハイキング(熊本県宇城市三角町) その9』へ続きます。

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